Technics SU-2300 41歳(2016年現在)

■注意
こちらは私が2016/8/12(金) 午前 5:27に記載したオリジナルの日記です。
現在(2019年7月)にYoutube等で公開されているSU-2300の
パーツ交換動画とは一切関わりありません
動画の件で私に質問をされてもわかりません
恐らくSU-2300の整備&実際の音の動画についてはこの日記が最初と思います。
私のSU-2300はコンデンサをすべて交換というものではなく、
必要なものは交換、それ以外は極力オリジナル、電源トランス交換、
元に無い作成した電源回路を追加、音に影響が大きい
部分の抵抗をオーディオグレード品へ交換、GND処理の変更、
各ボリュームのメンテナンスなどをしたものです。
すべてのコンデンサを交換すると、オリジナルの良さは失われます
私は遊びでEX版としてかなりパーツを交換したものも
作成しましたが、音は綺麗になったものの、オリジナルにある
野太さが激減した経緯がある為、あまりお勧めはできません。

■ ↓が2016年当時の日記です。
みなさん、おはようございます!

さて、予告していたもので最も興味深い事実を突きつけてくれる
存在をやりましょう!

Technics SU-2300(整備修理した)。
↑※リサイクルに転がっている状態ではありません。ご注意下さい。
転がっているのは、この日記のような音にはなっていません。

1975年生まれ
ICアンプ。 ボディはプラスチック製 で、
天板だけ鉄(上にラジオレシーバーを乗せるためと思われる)

端子類もふつうの金メッキなし。スピーカー端子は昔のTV用
VHFアンテナ用端子とほぼ一緒なねじ式の貧弱なもの

消費電力は 100V28W でまったく熱くなりません。
まるで今のD級アンプみたい;省エネタイプ。

今回は上記オリジナルな状態で収録しました。
軽いリペアをしています。といってもほとんどオリジナルと同じ。
回路的に何か新たな事をやった訳ではありません。

※ちなみにこういう個体は珍しい方です。
ほとんどが粗雑に(高価な機種で無かった為?)扱われており、
内部の錆、コンデンサの焦げ、はんだ剥離、トランス不調、抵抗破損など。
「電源がつきました」個体の中身のコンデンサが焦げているのは
結構見ます;それでも動く(それなりに)のが
当時の設計の凄さなんですが、
まともなステレオアンプとしては使えません。
こういう骨董に近い年齢の電子機器は、必ず何らかのリペアが必須です。
内部で使われている電解コンデンサが特殊容量のもの(特注品)があり、
汎用では定数が変わってしまいますので、そこがダメなら
おそらく本来の音は望めません。なので2個1などをする必要があります。
(複数個からパーツ取りをして、日常動作品を作る)保安部品は交換。

(端子は便利なように後ほど変更しています。)


(著作権はYoutubeが管理しています。)
右のレベルが少し大きいです;BM-800でステレオ収録はいつも難しい…


再生はfoober2000の最新ベータ版からいつものASIO経由のFLAC。
スピーカーは Fostex M-800 に最適化した
エ型スリットバスレフ(E-Slit) 2016
 です。
ワイヤーは賛否両論のOyaide Explorer v2(102SSC)=エージング済。

どうですか?一体全体なにが起こったというのでしょうか?
あの重ーい金属で固めてシンメトリーにした内部構造など
まったくといって見られない。
しかもプラボディ(とても軽い)で外部シールド効果すら恐らくない。
オーディオマニアが8割スルーするようなチープさ満点構造。

ええ、みなさん、何かいろいろ洗脳されてませんか??
こいつがそれを無言で語ってくれています。

(※ヘッドフォン端子もパワフルな音)

困りますね。これを聞いていると

不都合な事実を隠してきた物が剥げ落ちる

各種スペック競争、どんどん重たく大きくなるボディ、
ケーブルの云々。
このあとの時代で、超A級や、MOS-FET、IC、

大艦巨砲時代になっていく訳ですが、
バブル頂点時期に差し掛かった時のオーディオ機器
の過剰さはいったい何だったのか?

今になって、改めて考えると1970年代の技術は

受け継がれることもなく、むしろコテコテに
改悪されていったのだと推測してしまいます。
しいて欠点をいうと中高音に歪みが若干
感じられるぐらいでしょうか。
でもとりたてて言うほどのものではないと思います。その味のある感じが好きです。
それはYoutubeの視聴動画が語ってくれるでしょう。

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