せっかくかつて捨て値同然だったこのアンプを高値で販売したり、改造サービスを有償でしたりされると、発掘する楽しみがなくなってしまいます。コンデンサ類を交換するというシンプルなリペアでも十分楽しめるので、良かったのですが、、、、
2022年の今の段階で、



こんなことになってしまいました。。。。
YouTuberの影響力も大きかったと思いますが、手軽に遊べなくなりそうで残念です。はっきり言うとこれに数万円も使うのは無駄です。
僕がこのアンプと最初に出会ったのは、2016年8月ごろでした。リサイクル屋の隅で埃をかぶってボロボロのジャンクでした。あまりの安さに思わず買ってしまいました。中を見るとSANYOのアンプIC(STK040)で、テクニクスなのにSANYOか、、、、とやはりなと思った記憶があります。基盤に焦げた部分もあったり、カラカラ音がしていたりと修理できるかすら怪しい状態でしたが、まずコンデンサ、抵抗、ダイオードを交換したところ動き、驚いたことにとても良い音がするではありませんか。当時デジタルアンプ、フルデジタルとかスペックに目がいっていたので、ショックは大きかったです。1975年生まれの安価アンプが、、、、。
で、調子にのって(狂って)半田をぜんぶやり直し、ボリュームポッドをすべて分解して再グリスアップし、このアンプは電源部とライン入力部、プリ段が音質に対する影響が大きかったので、独WIMAやVishayVSR、東京光音電波株式会社製抵抗(秋葉原のとある店にしか置いてない)を信号部に使い、電源はトランスを新品に載せ替え、簡易全波整流回路を2段追加し、さらにTDKラムダ社RSELノイズフィルタ経由したACを入れるように変更しました。

まったく別の音?になって。オリジナルの方が音に厚みがあり、パワフルだったのがとても繊細な音に。その代わりに高音がかなり綺麗に鳴るようになった。
今 Kenwood KT-V990 ラジオチューナーと使っているとやはりこのアンプ音がよいなあ、、、と思います。どうか安価に楽しめる素体アンプのままでいてほしいです。