REW V5.17 Beta 8

JAVAで動作する高機能測定ソフト「REW」

最近のベータ版がなかなかいい感じです。英語がわかる人なら
PC計測ソフトはこれで満足できそうな感じ。(これに絞ろうかな…)
http://www.roomeqwizard.com/beta.html

以前、使い方はご紹介していますので、変わっていませんが、
USBマイクに対応したりといろいろ新機能があります。
ルームシュミレーション機能、インピーダンス測定など色々。

早速M-800用につくったエ型スリットNo58をいつもの生活音ありの
いい加減な部屋測定(=あてにならない)してみました。
※計測している隣で水道の音やらクーラーの音がなっているひどい状態;

(SPLグラフ)

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(3次元的表示にしたもの:この機能が好きです)

イメージ 2

137hzあたりに最初の大きなピークが来ます。次が意図して出した7k~10k当たり。
空間で見ると低音側に音質量があるのが分かります。
低音を絞った為に、ドンシャリ感は薄くなり優等生的?なおとなしさ。
シャリのところが聴感上無かったのですが、今回の設計で
ちゃんと出てくるようになりました(吸音材+電気的回路を組みました)。

イメージ 3

(スぺクトログラム:(時間、周波数、信号成分の強さ))
やはり137~140位に強さがあり次が10k~20kの間にあります。
1k~3kの人間の耳に良く作用する帯域にも強さが出ているので、
比較的好ましいかなと思います(完璧ではないですが、チューニング
の結果としては、意図した感じなので間違ってはいなかったという思い)

※実はこれ↑見たら分かる人は分かると思いますが、僕の好みというより、
FOSTEXさんの印象ではなかろうかと想像してチューンしたのです。
(違ったらごめんなさいm()

60~80hzあたりに膨らみ(時間)が突出しています。
これは特性的には微妙な感じですが、ある程度膨らんだ方が
音量を上げていったときの、低音の質量につながるので
良しとします;) <-ティンパニーのドンドコ鳴る成分とかの再現で。
ここがもっと時間軸的に締まるとタイトでモニターライクな、
特性としては良いものになるのですが、、、僕のスピーカーは楽器的なので。


※そういう点では54号機は特性上の優等生でした。負けたorz.
今ちゃんと使われているのか不安ですが、やはりVifa(ピアレス)の
TC9FD18-08は大変良いユニットだと思います。
日本では無名ですが、安い旨いを実現した牛丼屋的存在;


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(インパルスレスポンス:応答速度)180msに収まっており
響きを失わない程度で良好だと思います。キレキレではないけどぼわぼわでもない。

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(歪み値のファンディメンタルとTHD)いい加減な部屋測定なので、なんとも。

という感じて、おそらくこのソフトウェアで十分かな~なんて最近思っています。

なぜそうなったかというと、Win7>Win10移行により、
愛用していたMySpeakerが正常動作しなくなったからです。
Win7までは動作していたのですが、Win8とWin10はどうも怪しい。
信号出力ができても入力ができません(レベルが低いと言われ続ける)。
実際は同じ状態でREWで測るとちゃんととれるので、互換性問題かな?
MySpeakerも登場してから(たぶん)大分経つので。WinXP_SP互換モードで
実行しても、我が家の環境ではダメでした。
XPのVAIOノートがあるので、そちらに入れておくか考え中です。