みなさん、こんにちは。
僕は家ではWin8.1の日本語変換機能を使っているのですが、
失礼ですが、とんでもないクオリティです。
IME2012(2015年3月版)が、「書いている」>「可居ている」と
最初に出る等、過去WindowsIMEと比較して、ずば抜けてダメな出来です。
なぜここまで劣化したのかまったく分かりません。
さて、今日はPCオーディオでの USB環境の重要性 についてです。
以前より、ずっと書いてきたつもりですが、
相変わらずトラブっている方をネットでお見かけしますので、もう一度。。
(流石にしつこいので、もう終わりにしたいです;)
まずPCオーディオ環境をオンボードチップで出来る機種は
2016年現在、限りなく少ないと思って下さい。
(出来るものもありますが、限られた特殊なものです)
※「PCから音をただ出して楽しむ」=「PCオーディオ」という
ことであればオンチップで問題ありません。
PC内部はご存知のように、ノイズ発生元のようなものが
いっぱいあります。ので、一般的にいい音で楽しみたいとなると
USB接続のDAC(オーディオインターフェース)を使うことになるでしょう。
ここで問題になるのが、
1)PCの電源管理機能(スリープ機能など)
2)USB電源ラインにノイズが激しく乗るPCがある
3)USB端子からの電源供給量が足りていないPCがある
4)USB2とUSB3の問題
5)USBチップ(コントローラー)の相性問題
6)付属ソフトの出来不出来。
大体この6つです。
1)について「スリープ機能のオフ、省エネ設定のオフ」など色々解決方法が
あります(出来ない機種もありますが)。そこでセルフパワーハブの出番です。
2)について「ノイズが乗るのは普通」と考えて、「激しく」のるのと
そうでないものとがあります。電源系に対するコストと設計の考え方の差。
これは色々情報収集して、いいものを見つけるしかありませんが、
どうしようもない場合はUSBノイズ除去装置を使う方法があります。
(最終手段)詳しくは後ほど。
3)についてOSのプロパティから現在の供給電流を見るか、
実計測するしかありません。これについても後ほど。
4)については知らない方がトラブっています。お使いの機種がUSB2の
ものである場合(殆どでしょう)、USB3で使ってはいけないものがあります。
これはメーカーがきちんと取り扱い説明書やインターネット上のFAQで記述
していますので、それを必ず守って下さい。
5)については、ずいぶん昔からありました。USB2.0でさすがに
無いだろうと僕も思っていましたが、
どうも規格外があるっぽいよう(噂)で、問題としていまだにあります。
USBというのはあくまで規格であって、その実装はメーカー差があります。
Yahoo,Amazon等のレビューで評価が分かれているものは、実のところ
各々のPC環境がどうであるか?に影響を受けている可能性があります。
6)は恐らく今後のWindows10の最新版からは状況が変わっていくと思います。
<USB Audio Class 2.0をやっとサポートなどした為>
複雑なドライバソフトを書く必要がなくなる機種も出るでしょうし、
そういったものが中国とかから、コストがかからない分、
安価に入ってきそうな予感がします。
7)追記:USB2.0 HighSpeed対応ケーブルとそうでないUSBケーブルが
混在しています。DAC類はハイスピード対応ケーブルをご使用下さい。
でないと認識しない、音が出ないなど不具合が生じます。
1)と2)と3) について、今回詳しく同時に取り上げたいと思います。
まず、最終手段[ノイズ除去装置][電源安定化装置]
があります。効果の程はお使いの環境がどうであるかに大きく依存します。
いい環境だと、違いが殆ど分からないでしょう。逆だと分かりやすいです。
また、DAC(オーディオインターフェース)はノイズが乗る事を想定済で
内部で電源を再生成しているものがあります。そういった物の場合は、
違いが出にくいです(激変と感じる人もいます)。
今回は比較的手が出しやすい(それでも慎重に、最終手段です)、
NFJ社さんがAmazonで発売しているセット「PGN」で見てみましょう。
(売り切れの場合、しばらく待つと良いでしょう)
今回は、ルートアール社さんが出している RT-USBVAC3QC も使ってみます。
http://route-r.co.jp/?p=2426
これは約2000円ぐらいですが、通信対応が明記されています。
他にもチェッカーだけなら中国製で安価多機能なものがあります。

では、まず PCのバスパワーの場合。無負荷電圧5.01vとなりました。

セルフパワーモードに切り替えてみると、、、
>? 電圧が低くなりますね
(※セットで販売されているUSBケーブル20cmとACアダプタを使用しています)
アダプタはDC9V1.5AのPGN対応”FYC0901500P”(セット品)。
ちなみに別の個体では(;4.97Vでした。結構ばらつきがありますね、この商品。
いずれにせよ、5Vを超えるものはありません(製品仕様でしょうか?)

バスパワーに切り替えてみました。上記OUT表示になっていませんが、
これでもDACは動いています。このバスパワーDACはかなり省エネです。
USB5Vといいますが、電圧が落ちるのが分かります。
[通信対応計測器(簡易)]が無いと情報は分かりません。
foober2000でFLACを再生中の状態が以下。

このチェッカーは最大10台まで累積をメモリできる為、便利です。
それにしてもOUT表示,A表示すら出ない位の電気消費量です。(mAhだけ累積)

それをセルフパワーに切り替えて計測中の様子。バスパワー時より低い電圧です。
0.12A(120mA)あるらしいです。主にPGNでしょうか?
コメントに困りますね。
僕が以前「完璧ではない」と以前書いたのは理由もあったんですが。
1Vも変わったらそれこそ大問題ですが、そうではないのでなんとも。
(※追記 規格では、5V (±10%) (4.5~5.5V)範囲であれば問題なく、
500mA(MAX)2.5 Wとなっているようです。
個人的にはノイズゲートの後の電圧を5V安定キープしてほしいです。
消費も100mA以内位に。。総500mA-120=残380mAとなると、
つなぎ方によっては怪しい動作するものがあるかも??)
今のところ、僕の手持ちでは
これを挟んだことで動作が怪しいものはありません。ノイズ云々はまた別の話。

これはUSB2.0のハブ(セルフパワー時 Elecom4port通常品 )無負荷状態。
(※↑昔のモデルで現行品ではありません。LEDランプ;余計なものを)
このハブ下で、KORG DS-DACをつないで
Windows環境で安定動作しています。
ハブ自体がDACに対して常に電源を供給し続けるので
PCがスリープしても復帰後、僕の環境では問題ありません。

これが foober2000でFlacを再生中の様子。
つないだまま再生に使っていないアイドル時は、5.06~5.07V 0.13A位。
再生中は上記でVA数値が変わらず安定しています。DACも安定動作しています。
ざっくりと見てきましたが、USB端子に供給される電気環境について、
シビアな機器ほど問題が出やすいと思われます。
「音が太くなった」云々は恐らく供給量の変化によるものなのか、
思い込みなのかは僕の環境では判断がつきません。
こういったチェッカー(簡易ですが)を使って、環境を
見直している方を、ネット上でもあまり見かけませんが(僕の検索能力で;)、
値段もそれ程高くありませんし、1台持っていて損は無いと思います。