Nutubeで興奮度マックス(1)

みなさん、いよいよ祭り本番です

ここでようやく現代の日本製量産型真空管と遊ぶことができました!
おなじみの ノリタケ伊勢電子+KORGNutube(6P1)です。

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KORGではギター用アンプ、シンセなどを想定しているようですが、

もしかしたら!? ↑の動画を見ればなぜ真空管なのか?KORGの考えが
わかります。

今回は 有志の方がありがたく配布していただいている基板を組んでみました。
色々チャレンジされている方がいらっしゃいます。検索したところ、

http://asoyaji.blogspot.jp/2016/10/nuyube-6p1.html

http://www.maroon.dti.ne.jp/jyaku9/electronic/electronic5/electronic5-1.html

https://www.em9system.com/?p=188

http://mkusunoki.net/?tag=korg-nutube

http://pokkeyamada.blog79.fc2.com/blog-entry-451.html

 …etc。

KORG社の試作品ギャラリー(中のひとの趣味?)。
http://korgnutube.com/jp/gallery/

このNutubeですが、工作にあたって神経を使う必要があります。
公式の使用ガイドが公開されており、注意も書かれていますが、
リード部(足)がとても柔らかいため、破損させたり、
ガラスを割ったり、フィラメントを燃やしたり(飛ばしたり)、色々。
失敗すると即痛い出費になります。

またマイクロフォニック・ノイズがありますので、
その物理的対策も必要です。

Nutube本体底へのクッション(基板との共振防止)、
上部へのクッションか重し、ケース選定など。

※クッションですが、Nutubeについて来る足保護用の黒いやつはNG。導電する;
使ったらダメ、絶対

組んだ基板も、バイアス調整用ボリュームを
精密ドライバでちょいと触るだけで、「キーン」という金共振音が聞けます;
基板向むき出しで使うと、キーンが無音時に感じる時がありますので、
ケース入れが望ましく。

さて、配布されている基板は
プリ、ヘッドフォンアンプなもので、小型であるが故に、
工作の難易度は 中上~上級 となると思いますので、
相応の覚悟と気合いと器用さと道具が必要です。

その代わり得られるサウンドはプライスレス(僕は興奮度MAX)。

音はまさにとても良いコンディションの真空管な感じ(謎)です。

低音が「ぐぐぐっ」と力を持って押し出してきます。
バスブーストとは全然違うもので、アンバランスさは無く、
高域を犠牲にしないので、こもった音でもありません
絶妙なところで丸まった、耳にやさしい音です。

組んだ基板は音の情報量の多さと低域の気持ち良さ、
ハムなど全くない、ノイズレス(電池駆動なので)
熱くならないDC駆動真空管プリ(ヘッドフォンアンプ)
で「ピュアオーディオ」って言ってもいいかな?というです。
=プアオーディオ最上級?

Nutube単体ではゲインを稼げないのでオペアンプを使ってありますが、
オペアンプ臭がある訳でもなく、(音はICによって変わります)
これでいいのでは?と素人ながらに。

Nutubeに一番合うオペアンプは、巷の風の噂でMUSES8820.
実際に使っていますが、過剰さが無く、気持ちいいです。
マニアから酷い評価な 5532も音が素直で、僕的には全然アリ。
(昔の日本製高級アンプをばらしたら使われていますし.)
4558も悪く無い
(MMフォノイコライザアンプによく使われています)

PDIP8-2回路±4.5V~のものを色々試しても楽しいかと。

しばし楽しいエイジング中です。
ついつい長く聞き過ぎて、耳を傷めそうなので、意図的に
短時間の楽しみにしています。

Nutube自体は日本製造出荷時にチェックされているとのことですが、
一定のバラつきがあるようで、あたり外れ?があるという噂。
(外れても音が悪いとかではなく、マッチドペアに近いかどうか.バイアス調整の範疇)

次回は僕が試行錯誤(中)の物理対策(安価なの)などの予定。。。