みなさん、こんばんは。
近所は突風と雨が凄く、台風っぽい感じでした(ひと時の時間だけ)。
地震も酷く、縁がある熊本で、知人は無事でしたが、
知人の店が厳しいです(阿蘇の麓で被害が大きいところにあります)。
観光、農業、精密機器、自動車産業がある所なので、影響甚大です。
熊本のみならず、日本は活断層が2千以上あるといわれており、
いつどこでこの規模のものが起きてもおかしくありません。
3.11のときもそうでしたが、過剰な自粛ムードは復興に対して逆効果なので、
直接的な募金なども大変ありがたいのですが、
罹災以外の所は経済消費観光活動をしていただいた方がより良いと思います。
九州の美味しいものを買っていただくとかしていただけると尚嬉しい感じです。
さて、今日は 3480円(送料別)の基板で遊んでいました。
NFJさん、TDA7498E 基板 160Wx2 D級アンプ基板です。
※ この基板、入力の左右が逆です!
ちゃんと商品説明に書いてくださいよ。

我が家で一番スペック上の出力が大きくサイズが小さいアンプとなります。
160Wx2も要りませんよね。。。
(最近のスピーカーユニットは15W~30Wもあれば十分です)
ともあれ、このように小型基板でヒートシンクも少々暖かくなる程度なのが、
今のD級アンプの現状です。ICも各部品も小さい!
http://buyerk.nfjapan.com/?p=512
公式ブログで色々と売り文句が書かれており、遊び心をそそられました;
入札合戦商法は個人的にはNGなのですが、普通に購入できる状態だったので
1個注文しておいたものです。
毎度ながら思いますが、こういう基板はあくまで
知識がある人、知識を得る為の自作&電子工作趣味用と思いますので、
安価という点のみで中国製アンプを購入することは、個人的にお奨めしません。
またメンテナンスを自力で出来ない方がリサイクル屋さんやオークションの
年代ものの中古品に手をだすことも大切なお金を失うので、お奨めしません。
(他にメインを持っていて遊びでやるならという感じです)
改造したり、ケース買ったり、色々やっているうちに気がつけば
1万円を超え、次の改良モデルが出てそれを買って、、、と
繰り返す(スクラップ&ビルド式 プアオーディオ)より、
最近の、マランツ、パイオニア、ONKYO、DENON等々の
ネットワーク対応アンプ(3万~5万)を購入する方が、
メーカー保証付、機能も豊富、(人によりますが)音も良いです。
何より安心感が重要です。
国内で販売されている国内市販品はそれ相応のマージン(fail safe)を
とって設計されています(と思いたい;)ので、アンプより恐らく
寿命が長いスピーカーを壊す前に一度再考してみてください。
ほぼ当てはまると思いますが、自作電源等は例の「PSE」法に
適合していません。(検査を受けていない)
スイッチも範囲に入っています。
それを承知の上で自己責任で運用するものです。
(僕も自己責任で使っています)
3万円、ご時勢では高い趣味品ですが1年1万円と考えて3年使って下さい。
5万円、厳しいですが保証が3年ついていて5年使えればいいでしょう。
携帯(スマホ)の通信費より安いと思います(SimFreeになっていきますが)。
また脱線してしまいました。。。そんな訳でこの基板中々上級者用です。
ゲインの設定方法、ボリュームの設置方法と対応Ωについてなど、
一切書かれていません(ノンサポートというスタンスの用です)
ですので自己責任で(僕の情報が間違ってるかも)、
以下御願いします。また基板のリビジョンが変更されたら違うかもしれません。
1)ゲイン設定方法
基板を見ればわかります;)

そう、極悪なチップ抵抗仕様です。0Ωのジャンパー抵抗です。
このチップ抵抗を外して指定したいゲインの所に再置きします;
(もしくはジャンパ線で結線します:R2~R5)手先がかなり器用になります;
160Wを束ねてモノラル化は恐らくR6,R7でしょうが、怖いので試せません。
2)ボリュームの設置方法

これまた極悪な;チップ抵抗仕様です。R20と R25の(188)?
を除去して、2連式ボリューム A特性50kΩ (A503) ¥180を載せます。
Linkmanブランドはマルツさんがやっている組み立てキットのもので
品質がお気に入りです。
工作にはルーペ必須です。(泣きそうです。チップ部品ばかりで
やがてちょっとした電子工作はできなくなりそう、、、、)


厳しい~~~。肉眼では抵抗値表記が見えません!!
3)あと問題なのが、電源をどうするかです。
こちら電源コンデンサの耐圧がELNA 35V品です。
33V超ぐらいがよさそうですが、
そういうACアダプタは中々ありません(1個通販で見つけましたが)。
産業用電源を使うかDC/DC昇圧するかというところでしょうが、そこまで
する気がありませんので、秋月電子さんの24V2.7Aの方(GF65I-US2427)
(DCジャックは同じ秋月電子さん2.1mm。秋月のACは全てこの2.1mmです)
¥1,800。
後ほどケースに入れることを考えて、日本品質タカチケースを購入。¥570。

ケースにとりつけなどは来週末のお楽しみにとっておきます。
とりあえず、テスターで変になってないことを必ず確認した上で、
テスト用スピーカーをつなぎます。300円のToptone F77G98-6 です。
どこかの雑誌の付録スピーカーよりこちらの方が好ましい音がします;
でも、皆さんこの音で満足されているようですが、
僕は耳が肥えてしまって、もうこの音では満足できません;
勿論ボリュームを最小に絞り、かつmp3プレイヤ(iPod)の音量も絞って
RCAに入れて小音量でやります。
壊れても300円の損失なのですが、300円でも惜しいので!
無事に音が鳴りました。

しかしながらこれを元に本格的に改良するとなると「D級アンプは電源の音
そのものを増幅して聞いているようなもの」という名言をどこかで耳にした
記憶がありますので、トランスとかに凝りそうで、そこまでの出費は
したくありません(多分市販品が買えるぐらいになっていく
と思いますので、お金が無駄;)。
現状で留めテスト用アンプとして考えています。
アンプについての考え方は人それぞれです。ご参考までに。
人間の感覚は不思議なもので、オシロメーターでとても綺麗な波形が出てるような
アンプがあったとして、それを聴くと綺麗だけど何か物足りない(浅い)と
感じたり、逆に雑味がある音の方が好まれたりします。
今所有している安い機材群でもこういうアンプ基盤、
デジタルアナログハイブリッド機、真空管アンプと比べると
個人的には真空管がなぜか音がよく聞こえます。
本当に不思議ですね。
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