みなさん、こんばんは。 今日も寝不足です;
新生児から1か月検診過ぎまでは辛いよ(正確には時間が
僕らの時間(朝起きて夜寝る)に合うようになるまで)と聞いていましたが、
これほどとは! どこでも寝れる方は本当にうらやましい!
僕はちょっとでも音や光があると寝れません(不眠症です)。
しかも別室で寝ているのに鳴き声で起きます。嫁様には聞こえない音が
僕には聞こえます(遠耳?)が、その逆(高音は嫁様の感度が高い)
もあり面白いです。
さて、本日は朝から義母を見送った後、仕事予定でしたが免除され(m
コイズミ無線さんでの「マークオーディオ社の視聴イベント」に
参加できました。既に満席で3時間?ぐらい立ち見聞きでしたが;
年齢層的には僕より年配の方が多い感じですね。
もしかしたら同年代かも?という方を1~2人
見た気がするのですが、やはり「オーディオ趣味」って
その年代ですかね(エアチェック世代、LP世代?)。

僕のくだらない素人丸出しブログに来ていただいている方もその年代が
多い感じで、ネット人口は40代~60代が多いですね。
本日イベント終了後の少歓談の時間でお話しさせていただいた、
K様はPCはされていないという事で、ネット情報が全てではございません。
先達はネットの世界にいないということで、ご理解いただければ。
リアルな場所に足を運ばないと、貴重なお話しが聞けないという訳です。
今回のプレゼンは株式会社フィディリテムサウンド 代表
およびマークオーディオラウドスピーカー株式会社 取締役
中島様 より直接お話しが聞け、しかも内容が僕が知りたい事
そのものだったので有意義な時間でした。ようやく念願叶いました。
(ただの新製品発表会ではなかった!)
(追記:2016/10/1)いつの間にか、マークオーディオ
日本法人の上記の方の公式ブログからリンクをしてもらっていました;)
焦りますね~;下手な事書けないや;
ですので、以下の日記に対する正確なお答えとなっておりますので、
公式ブログをご覧ください(汗)↓ ↓
http://blog.fidelitatem-sound.jp/?p=1120
因みに僕は一枚目の写真にギリいますね。大体写真位置からどれか分かりますが;
仕事の兼ね合いからか?、聞きながらメモをとる癖がついているので、
よほどつまらない講演会でなければ、大体は入っている感じですが、、
最近は記憶力と共に怪しくなってきました(^;
ぽろっと聞いたような気がする、特殊なダンプ材については
伏せておきます。(企業秘密だと思ったので;)記憶から飛んでいってしまったとさ。
僕は音の専門家(音で飯を食ってる)(音響工学等)では
ありませんので、正しい情報は是非、ご自身で調べられて下さい。
ここで「宣伝&インプレタイム」(以下はあくまで僕個人の感想です)
公式の見解は直接 お尋ねください。
(もしくは是非 公式視聴室へGO. メールアポをとって下さい)
今回は主にAlpair10MAOP用のものをメインで切り替えながら
トランペットなどのソロで楽器の倍音が分かりやすい選曲となっていました。
中島様が音楽演奏をされていた方で、プレゼンで特にユニットと箱での
楽器周波数、和音、反応速度と包落、位相ずれ等をケアした設計であることを
意識された内容でした。
40hz~10000hzが重要(可視聴的にも?)という事でその辺などのお話。
あと「管楽器ソロ」が一番、測定する際に綺麗にとれる
というワンポイントがありました
(次から設計用リファレンス音源選定に早速取り入れよう)。
ところで以前に僕もご紹介した楽器の周波数表ですが、
(この記事紹介ついでかでどこかのHPにあったものを以前の日記にて?
http://d.hatena.ne.jp/session_oyaji/20070520
「何はなくともEQ:個々の楽器が占める周波数帯域から」)
あくまで基音のみの表記で、実際その表記グラフ外の音も
当然出ているというお話しがありました。
(僕の感想で、リアル演奏では減衰しながらも出ていますよね。
CDなどmix段で意図的に担当音域で切って音を詰め込む
テクニック?を使った楽曲もあるみたいですが…)
で、低音再生はやはりフルレンジにとっては難しい課題だそうで、
全体で、60~15000までは担保できないと!というニュアンスでした。
(ちょっと聞きそびれたのですが、無理に40hz
を稼ぐような事はしていない?という事のようです。勿論その音域も出て
いるのですが、そこを強調していないということかと.)
倍音が非常に多い「ピアノ」がスピーカーにとって最大の難敵;
(僕自身、鍵盤楽器&ギター少々な人間で鍵盤の方が長いので、
それはすごく良くわかる話です。実際自分のスピーカーでも
弾いた時に近くで聴くピアノのあの音が出ているものは無いですね。
あくまでマイクを使って収録した時の音;)
測定絡みではハーモニクス(REWで取れますね)の話があり、(3次)
3rdがよく知られています?が、高調波歪み(THD??)は
スピーカーが作っている音で本来の楽器を忠実に鳴らすという考えでは
気をつけなければならないそうです。
(たぶん このこと について(←とご意見は違う?)の流れと思います)
つまり和音がきちっと本来の演奏音で鳴っている
(それ以外の和音が足されていない)のが理想という事でしょうか?
公式ブログの記述の
http://blog.fidelitatem-sound.com/?p=1073
http://blog.fidelitatem-sound.com/?p=1108
の内容です。
「響きの科楽 ジョン・パウエル著」からの引用図があります。
響きの科学―名曲の秘密から絶対音感まで (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 文庫 – 2016/8/5
そのきっちり鳴るユニットとしての回答が、MarkAudioでは
ライトウェイトMMS(サスペンションの軟さ重量)>軽く
ロングストローク(7.5mm位、F社さん4mm位)
シャローコーン(コーンが浅い>もっと浅くするらしい;)
※中心軸から外れた30度、60度から聞いても中域が落ちないように。
(正座して聞く;というよりリビングに置いて日常生活をしながら聞く感じ
でしょうか?欧州とかのスタイルだとそういう感じですよね?)
プラスチック製フレームについては、コストは結構掛かっている
フレームを指などで叩いた音をできるだけ低くするのが好み(思想?)
とのこと。(叩いた時の音にも拘っているみたい)
Alpair6のサスが10より柔らかい。もしかしたら一番かも?
ご存知のようにダンパーがある機種はその薄さ!
ほら、こんなに透けるけど、耐久性はある。設計の方の技ですね。

MarkAudioのユニットはフロントサスペンション厚みが一定でない。
MAOPの表面処理は、かなり時間がかかる処理(限定&値段の理由かと)で
表面に細かい気泡?ができる事で、ダンピングファクターに
つながるらしく、メタルコーンでは重要な要素だそうです。
(FostexのM-800の狙いもそれですかね??コーン色白)
で、箱について、会場の方へメイプルとウォールナットどちらがいい?
というアンケートタイムがありまして、皆さんそれぞれでしたが、、、
僕のインプレだと、大きいサイズ(MAOP10)用はウォールナットが、
小さいサイズ(MAOP7)用はメープルの方が好ましく感じました。
ウォールナットはふくよかな音で、メイプルはタイトな感じです。
クラシックを好まれる方だとウォールナットでしょうか?
メイプルは鮮やかでシャキっとしてタイト気味です。
会場ではウォールナット派が多いように感じましたが、
メイプルもいらっしゃって直接聞いていただくしかないです。
僕の感想は参考程度で。。。
これはもう何もいう事がありません。このユニットは
ニアフィールドリスニング用として最強クラスと思っています。
何個か作って譲渡しましたが、どう考えてもこのユニットは良いです。
5cmとかサイズはどうでもよくなります。
以上、僕の聞き間違いなどあると思うので、行った方で
もし万が一ご覧になって、ご指摘していただければ正しい情報に
直したいと思っております。
ちなみに、視聴アンプはやはり 真空管。 しかも 超 反則級。
手巻きコイルで 僕が見て真っ先に気になったところは、
「AC・DCの切り替えがついている!」
DCで今回駆動されていて、道理でハム音がしないなあと
思っていた方もおられたようです。いいですね!300B 7.5W(7W) DC.

[総評]
今はもっぱらM-800と遊んでいますが、MarkAudio社のユニットの
場合、そのものがどれも良いので、正直に言うと苦労しない;
スピーカーづくりになります(DIYレベルでの話)。
どう作っても、僕が思う基準以上のものが出てくる感じがしています。
(例えばネットのスピーカー計算ソフトなどでやっても)
ただ、そこから一歩進んで音楽的な要素を加えたいとなると、
そこはいつもの泥臭い感じの試行錯誤が必須。後はユニットがデリケートなので、
できればやさしく鳴らしてあげて、数年後にいい味がでた時の感動を
味わっていただければ、あの価格設定は十二分に安いと思っています。
あと、中島様が音楽演奏をやられていたという事で、
道理で、僕に合うんだなあと妙に納得しました。
フィロソフィーを考えても(ミュージシャンなら分かる)。
マーク・フェンロンは頑固なメカニカルエンジニアだな~って感じです。
スピーカー屋というより、
工業製品を作っている"音がとてもよくわかる"博士(技術者)
というイメージをお話しから受けました。
正確なピストン運動(=車のエンジンの延焼効率高める)を極める!みたいな;
例えが外れているかもしれませんが。
しかしながら、お二方を交えてお話しをしていたのですが、
やはり若い方(若い層)にどうやってこの魅力をアピールできるかが
課題だな~と思います。
※今、40台後半~70代向け製品(現在の収入状況からは高価)
が「ブランド名」で復刻したりしています(昔の方はブランドが好き?)
でも、今からの層に意識してシフトして「評価とブランドを作っていく」
ことをしないと、後が続きません。
いいものを出して、その購入層が終わる(バブルが終わる)
時に、販売不振などで撤退。無くなる。
そして後に再ブームとなった時に
既に当時の技術者も流失、等のメーカーが多い気が。
常に持続可能なビジネスでやっていかないと、
無理して背伸びしたり、高級志向にして高すぎて若い層から見向きも
されない(音を聞いてもらえない)と、ダメかな~なんて。(素人ながらに)
マークオーディオさんは、宣伝費を掛けずに良心的な商売をされているので、
僕からのご提案があるとすれば、eイ●フォ●とか若者が来る店で
視聴会をするとか、若者限定のイベントに出るとかでしょうか?
たぶんまともなスピーカー自体聞いたことが無い人もいると思います。
なので、ハイエンドコーナーとか明らかに若者が来ないような
場所でなくて、もっとカジュアルな(例えばカフェとか)でネットも
絡めてイベントをやるといいのでは?と思います。
そうするとBOS●のような若者がなぜか知っている;ようになるかも。
Alpair5v2がいいユニットなので、
これを使ったスマホと絡む商品開発ができればいいかもと思います。
若者は大型のスピーカーを好まない(と思う)ので、
小型でスマホから簡単に鳴らせるような商品を作る。
不本意かもしれませんが、D級アンプ、ICなどを使用して、
Companion 20(伏字にした意味がない;)みたいなものとか。
次のiPhoneからイヤフォン端子なくなる(ワイヤレス)っぽいので、
それ対応の商品。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/1019722.html
これは色々妥協や交渉がいるので難しいが
市場ニーズ(アメリカから日本へ)がそちらにシフトしていっている。
AAC->iphone系、aptX->android等、両対応だと良いが、
コストがどうなのか,日本の場合 iPhone系が多いと思う。
音質と利便性の兼ね合いの妥協とか。)
ピュアリスナーからカジュアルリスナー層向けにシフトしたものを一つだけ。
幸い日本には若い方でも自作アンプやDACを作成されている方が
ネットを拝見する限りそこそこいらっしゃるので、そういう方と
組み込み用アンプのコラボとか>アクティブスピーカー化する。
そうするとブランディングがついてくるのではないでしょうか?