みなさん、こんにちは。
マークさんによる講演の様子↓
https://bokuthedog2.seesaa.net/article/a69957794.html
MarkAudioのユニットは、どんな作り方をしても
Tozzi One シリーズ2種が発売中の模様。
密閉デスクトップ向けでしょうか?
Stereo2月号に記事も出た、SOTAシリーズ(完成スピーカー)が
->> SOTA公式ページ
NaturalCollection Alpair5v2ss の NC_5 Pure
が発売されています。アムトランスさんなどで取り扱いあり。
月刊ステレオ2017年1月号に開発者の対談が載っているそうです。
Alpairシリーズが主力で、CHRシリーズが入門、中級者向けです。
各シリーズは世代(verいくつか)で音が多少異なりますので、
入手される場合はご注意下さい。
Pluviaに関しては、Alpair,CHRと比べて全然違う音だと思います。
最上位であるMAOPはまったく異なる音です。
メタルコーンらしくありません(<例えが変で、アンプにも影響されますが、
分かりやすく言えばキンキンしない温かみを持った音です。
いかにもメタルコーンという音ではありません。)
またMarkaudio社の新しいユニット Pluvia Eleven(15cm)
が発売されました。
http://www.koizumi-musen.com/fea/161124mark_pluvia11/161124mark_pluvia11.php
コイズミ無線↑。
http://mx-spk.shop-pro.jp/?mode=srh&cid=&keyword=+Pluvia+Eleven+
ミクセル↑。
Fo=39.118Hzということでかなり低音が出て上が25kHzと
広帯域なフルレンジユニットと思います。
直接聞きましたが、このユニットは結構いいです!
大きめのスピーカーをお使いの方がリプレースしてコンパクトに
したいという目的に達成できると思いました。
https://bokuthedog2.seesaa.net/article/a69957794.html
※設計の思想的なお話しなどは直接聞ける機会がありましたので、
https://bokuthedog2.seesaa.net/article/a69603660.html
の日記に書いております。是非合わせてご覧下さい。
さっそくマークオーディオ最新の10cmユニット: Pluvia Sevenを聴いています。
(私が試験的に作成、譲渡した箱はこちらから聴けます)
(今聞くと最初のは良くないですね;DDBHの考えを取り入れてからが
よくなった気がしなくもありません)
ところでこれには困ったことがあります。
固定穴の数が多いため(5)、従来のAlpair用の箱にぽん付けはできません。
ネジ穴を新たに開ける必要が出てきます(位置も合いません)。
実計測したところ、Alpair7の外直径は約13cmですが、
Pluviaは約12.2cmですのでザグリ処理をされている場合
約1cmほどザグリ内に余白ができます。
(もっともメーカー公式ブログにもありますように、
ザグリ処理する必要性を感じないのですが、、、、
=>新グラスファイバーフレームは外国ではメジャーな、ザグリ処理
(ルータービット等を使用)が日本の事情(騒音など?)で
出来ないといいますか、コイズミ無線の店内を見て、
日本の自作スピーカーはこういう状況だからという事で、
開発されたものという感じのようです。
これ用にサブバッフル板をつけるとなると折角、音の回折影響?の為に
薄くしたフレームが活きませんので、お勧めはできないと思います。
細かいことですが、Alpairシリーズに付属する半田付け用の板パーツが
Pluviaには付属しません(MAOP7も)。
低音もAlpairより出すぎる印象ですので、
新たに専用の箱を作ったほうがよさそうだと個人的に判断しております。
(Alpair5v2ssやPluvia,Maop7はユニット背面穴面積が
従来より広くなっているようで、
より低音域が出しやすいものと変化した印象を受けます。)

さて、ラインアップが充実してきたMarkAudioですが、
第一印象の比較整理をしたいと思います。
というのも2015年が精力的に新しいユニットが出ており
選択肢が広くなった(自作派にはいいことです)わけです。
音の傾向について私感で図にしてみました。(~10cm)
環境は全て同一のBOX(元々CHR70v3用に設計した
ポート65hz、容積8.9Lの我が家のメインバスレフで、
ケーブルは AudioTechnica AT-ESシリーズです。
アンプは Onkyo CR-765(Direct mode) 、
背面USB端子 HDDからの
DSD 5.6MHz(or2.8Mhz 1bit)音源ネイティブ再生となります。

マグネシウムアルミ系のユニットからいきますと上記のような
(図右にいくほど音が好ましい)印象を受けました。
曲のジャンルによっては例えばCHRの方がPluviaより良いものもあります。
クラシックなど音の拡散(広がり)がいい場合。Pluvia Sevenは
タイトに締まった(適度に)音です。ROCK,POPS,現代JAZZ等に向いています。
Alpair シリーズは「 とにかく上品で高級なヨーロピアンサウンド 」という
5v2SSと6Mv2は5cmと8cmの違いがありますが、
5v2SSの下克上というか箱によっては8cmをカバーしてしまう
ダンパーレス新構造です。図ではほぼ同列としております。
Alpair7v3に関しては少し飛びぬけた印象です。
具体的には非常に繊細で例を申しますと、
トライアングルを「チーン」と鳴らした音が入った音源だと、
その残響音(余韻)が音場をふわっと包み込む独特の滑らかさと
鋭さ(アタック)が混在した感じです。空気感の再現の仕方にゆとりを感じます。
(我が家のAlpair7v3の音についてはこちらから聴けます)
一言で言えば、「どこで鳴っているか分からないユニット」。
複数スピーカーがあると、本当にわかりません。
静かで異質なユニットです。僕は一番好きです。
定位はしっかりしつつ包み込む空気間を作り出します。
特に専用設計した箱だと尚本領発揮します。逆に汎用箱?だと
うまみが引き出せません。
CHR70v3(chr-70 gen3)はとにかくコストパフォーマンスが良く、
オールジャンルでいけますので、初めてのMarkAudioな方にはお勧めできます。
Alpair系列かというと、音傾向は少し似ていますが違う印象。
PluviaがこのCHR70v3を置き換えるかというと、
これがまた違う系統の音となり、そうなりません。
新しいユニット Pluvia Seven(gen1) ですが、違う系統となります。
センターキャップの凹みが印象的ですが、クリアさはAlpairのものとは違います。
よりコントラストをつけて出てきた高音という感じで
シルクのような滑らかさは感じません。
シャキっとしてはっきりと分かる高音という感じです。
独特の上品さよりクリアさが出てきます。
音源によってはサ行の音の突き刺さりが気になる人もいるでしょう。
逆にこういうシャキッとした高音のほうが好みなのかもしれませんね。
僕はAlpair7v3のちょっと角を取った高音が上品で長時間聴くといいのですが、、
あとは箱の設計次第です。
高音は特に!! 低音は案外いい加減に作っても出るものは出るのですが、
高音を綺麗に聞かせるとなると、吸音材の配置や種類、量で全然違ってきます。
経験しました。常識的?に考えると、箱の中逆位相とか吸音材フィルタで
ポートから出る音は低音のはずなんですが、なぜなんでしょう???
さっぱりわかりません。最悪、密閉箱に入れるという手もありますが、
さて、Pluviaはシンバルの余韻など、本当に「金属」が鳴っていると
いう感じがします。低音はスペックどおり良く出るユニットという印象で
どんな箱に入れても出しやすいと思われます。
低音重視で中高音のはっきりさを求めており、
かつ1発でとなるとこれはいい選択肢です。
別途ウーファーは要らないと思います(Fo 67.863Hz)。
高音も私の箱ではちゃんと出ている感じがしました。
ほぼスペックどおりなのではないでしょうか?
低音の締まりに関しては、エンクロージャーのポート幅で調整できますが、
この Pluvia が若干締まって聞こえるということはあるかもしれません。
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パルプコーン系ですが、こちらは図のような感じだと思われます
(既に手放したユニットがあるので)。
記憶をたどりながらですが、CHP70v2 と CHN-Gen1 、CHBW70(ウーファ)とそれぞれ別系統の音という印象でした。
Alpair6P と Alpair7P は店頭視聴印象ですが、はっきりした音と
紙の振動音さ(高音域の薄いざらつき)が混在する感じでした。
爽快な、アメリカン?な音を好む方にはあっていそうです。
6Pと7Pの明確な差は僕の耳では環境にもよるのですが、分かりづらかったです。
音量を上げた時に口径の大きさで7Pの方が余裕が出るのかもしれません。
(上記6P、7Pなどは海外のYoutubeで聞くことができます
箱によって音の出方が違いますが、感覚はつかめるかと思います)
あくまで私のダメ耳での私感ですが、ご購入選定の参考になれば幸いです。
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他の方のインプレッション:(すぴ研さま)->
http://blog.supiken.com/?cat=81&paged=2