KJF Audio中国産品、CD売上

皆さん、こんばんは。
想像はしておりましたが、皆さん Pluvia Eleven が気になって
しょうがないようですね?(検索ワードの上位にいますよ)
残念ながら、僕には縁が無いユニットなので、
感想は言えません(小型スピーカー同人なので…;)。
が、海外のフォーラムから
迷い込んだところに、大変興味深い動画集がありましたので、
ご紹介したいと思います。 英語(イギリス)なので、
おそらくフィディリティム サウンド様が、
いつの日かブログで同じ内容に触れていただけるのではないか?
と淡い期待をしております(お忙しいと思いますが…)。
また脱線しそうですが、僕は海外のHPを見ることが多いです。
スピーカー自作がDIYと同様に盛んなように思えますが、
ほぼ「ネット通販店」のみとなっています。
(日本のように実ユニットを購入前に視聴したり手にしたりできる国は少ない)
という訳で新製品も当然海外の方がネット情報が速い為に色々。
フォーラム自体は日本の掲示板サイト以上に酷い罵りあいになっている
時もありますので、うかつに入れませんが(皮肉たっぷりなので)。。。
ウィット(wit)をウィットで返す自信がある方はどうぞ;)

■  KJF Audio のお話しです。
Oak Audioの一部資産を受け継いだようで、
UK(イギリス) Warwickshire
(ウォリックシャー)(シェイクスピア生家がある、
ストラトフォードアポンエイボンが有名な)州にあるそうです。
特徴はマークオーディオに特化したDIYスピーカーショップという事。
Dr. Scott Lindgrenが設計する箱と深いつながりがあるようです。
ちょうど「Pensil 11」というPluvia11用のKitを発売中です。
組み立て方;(<-通販の国っぽい。アメリカとかもこうですよね?)
顧客例ギャラリーもおしゃれ感満載。こういうのが、若い人に
いいと思います。Instagramとか。音がいいのは分かっている
しかし、おしゃれ感が無いといかんよ。という感じでしょうか?
僕のは無理。実直に音にはこだわってますが;)
海外のSHOPのデザインセンスの良さ(買いやすさ)
は群を抜いていると思います。あまり迷子になりません。
箱>吸音材>各種工具>ケーブル と順を追ってカートに入れていけるように
なっています。米Amazonがガッツリ日本に入ってこれているのは、
その辺の使い勝手の良さも一因じゃないかと思います。
で、Pluvia11についてはべた褒めです。WinISDを使ってますね。
さて、ここが2016/09/29にイベントを行っており、
その動画がYoutubeにアップされていることを知りませんでした。
さあ、盛りだくさんな内容ですよ!

まず キースピーチ
次にDr. Scott Lindgrenのエンクロージャーに関するスピーチ。
(これ以外は公式のプレイリストで。2~5までです↓↓)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLx-9mD0_6t4VQZON0SqbNC1ygI3dVQ0kk

メインディッシュのユニット設計者 Mark Fenlon 氏による講演。

(これ以外は公式のプレイリストで。2~6までです↓↓)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLx-9mD0_6t4UuaZ7F03akQF6z5EkrWxVN
※ご本人を初めてみましたが、色々想像通りで;)
個人的には、日本のイベントもこうやってRECして公開してもらえると、
地方部の方とか大助かりじゃないかと思うのですが、中々オープンじゃ
ないですよね。トークイベントはパブリックオープンでいいと
思うのですが、お国柄でしょうか?
(内緒部分はカットすればいいですし=なんなら僕手伝いますよ;)
アメリカ、ヨーロッパ含め、僕のお仕事系は海外の人達が
動画やプログラムのソース、技術情報などをオープンにする文化があって、
とても憧れます。僕自身も出せるものは日記で出していこうと試行錯誤してます。

■  中国の生産事情について
色々セミナーやHP、仕事関係などで聞き、
ビジネスの世界では当たり前のようになっていますが、
(ご自宅にMADE IN CHINAが幾つあるか数えれますか??)
たまたまグラフィックカード(パソコン用)工場を取材した
動画がインプレスさんに載っていたので、見ていました。
物作りの現場が中国・深セン付近にあるという話は、
オーディオ系、その他の方から聞いていましたが、実際見た事なかったので。
皆さんが想像している「中国~なステレオタイプの工場」と違うでしょう?
(全体の12%かもしれませんが、、、、)

(脱線…)
ステレオタイプで登場する劣悪な工場もあると思いますが、それはどの国も。
ブラック企業がある僕らも人のことは言えません。
ともあれ、センセーショナルな部分を切り取って、それを全体に当てはめる
確証バイアスに容易につながります。どの国、文化でもやっています。
僕は運よくその技法を学問として習う機会があったし、弊害も知っているので、
判断できますが、そうでない方もいらっしゃるので、あえて(オーディオブログと
まったく関係ありませんし、不快に思われる方もおられると思いますが、記述して
おきます。技法(手法)は代表的なもの以外にもありますが主に以下です。
(広告(代理)業界、政治関係、マーケティング、セールスだと必ず習います。)
1:ネーム・コーリング 2:カードスタッキング 3:バンドワゴン(効果)
4:証言(権威)利用 5:平凡化 6:転移(シンボリズム)
7:(抽象的)言葉による普遍化   
※他人を操る方法として悪用しないようにお願いします。今日でもごく一般的に遭遇
しているはずです↑。広告やマスコミ、文筆、政治、思想活動、インターネット上メディア全般、
接客の話術で使われています。
アメリカやイギリス、その他の世情現象になっていると思います。
(伝聞情報と現地の実情の大きな差)
分かりやすい言葉、単純化、身にすぐ入ってくる使いやすい表現こそ、
一番危険だと僕は経験上思っていますが、、、
それぞれの立場や考え方の差がありますので、皆に当てはまるものではありません

さて、上記動画にちらっと映る機械はこちら
(オランダ、アメリカ、中国で作られている機械です)
他に日本の機械なども使っているでしょう。
(表面実装は人間の手でやる仕事ではないですよ;やむなくやってます)
そんな訳で、”中国産侮れない” ではなく、もう当たり前な感じ。
オートメーションしてしまえば、どの国、地域でもできる。
(設計者の腕は千差万別だけど、優劣が全ての例に当てはまる訳ではない。
僕の知っている中国の人は僕より明らかに能力が優れている。
他の国の人とも同僚だったので色々得る物があったし、自分より若い上司に対しても、
そう思うことが多々あります。そういう環境下で働いてきたので。)
勿論、改造しなきゃいけない物とか、半分壊れてる物、など
「こんなもん、売りもんじゃねえ」というお気持ちも分かりますが、
考え方の違いだと思います。
いっぱい作ってるから数個(もっと?)位不良品でるし、
不良品といってもある機能までは動くから
(見切り品として)安く売っちゃえ。みたいな??
(※日本だと廃棄処分=純損失になると思います)
技術者目線で考えると、じゃんじゃん失敗を恐れずに試作が安価に
できる環境であるわけで、魅力的にうつりますね。
営業サイドからの利益追求、技術サイドからの完璧主義による
試作への慎重な姿勢と違って、色々ダメ元(思いつきと遊び)でできる環境。
そういうものがあったこそ、日本製の電化製品が席巻できたんだと
思いますが、今は、、、利潤追求、極端な合理化など弊害??
研究開発費、対コストで7割は捨て金(後に新製品の鍵になるものも)、3割が商品化位だと;)
それが許される世界もあるということ。自分たちの周りだけ見ていると
そうではないので異質にうつりますが、一度外に出てみると。。。
今盛んに A.I.Deep learning の研究をしていますが、
お仕事分野でもパラメータ入力だけで自動生成されちゃうものが
ある現実で、どこで産業やっても同じってことになります。
(モノ作りに対する「考え方の差」はあれど、
指導者(技術者)がそこにいれば(目を光らせていれば)
時間と共に自ずとそうなっていきます)
以前から危機感を持って、なんとか食らいついていこうとやっていますが、
至らぬこと多々あり、そう簡単にフォローアップ&スキルアップ
できるものではありません。日々の意識と鍛錬のみ。
僕自身は(日本に/自分の周りの環境に)引きこもってちゃ、
どんどん負けるだけだよ~という立場なんで、いつも大変だと感じています。
パソコン使う仕事の人は、彼ら(欧米)はネイティブ語で
操作できますので克服すべきビハインドがあります。
僕は Engrish の使い手なので、残念なものが多々ありますが。。。

■  最後の話題
関係者から風の噂に聞いてはいたけど、今のCD売り上げチャートと
かつてのものとの変遷(オリコンとの事だが不明)。
(スライドしてみると、、)
バラエティーがあったものが、規格化、均一化されている事に
気が付きます(=ドメスティックな媒体でそうなのかもしれませんが)
僕自身は、かなり昔から音楽にジャンル(レッテルタグ)をつけて、
商売、楽しむことに否定的です。
音楽は音楽でしかない」訳で、
クラシック、ロック、ジャズなど名前は後付けです。
ジャンルにとらわれずに広く聞いて来ましたし、これからもそうでしょう。

色々、思う処あるお方も、大勢いらっしゃると思います。
そんな感じです。
各々で感じたり考えたりしていただいたり、といったところで。
ただの辺境の日記でございます。