Kate Bush「Hounds of Love」を聴く

引き続きレコード鑑賞タイム。このケイト・ブッシュのアルバムは名盤の一つではないかと思います。CD化され1997年、2011年、2018年コンプリートボックス、そしてストリーミングと何度か手を入れられていますが、個人的には最初のレコード盤がいいなと思います。独特のふわっとした感じの音と丸みを帯びた響きがリマスター以後とは異なっており、その味がなんともいえません。自宅録音っぽいボーカルの響きと音像の狭さにアナログな潰れ具合が混在しています。東芝EMIによる国内盤でEMS-91113です。

96k24bitで取り込み後、いつものようにSpekでチェックします。Spekとはオープンソースのフリーソフトでスペクトラムアナライザーです。海外のオーディオファイル、愛好家の間ではよく使われるもので、盤の録音状態の簡単なチェックができます。

SPEK– Acoustic Spectrum Analyser

録音したWAVやFLACなどをこのソフトで開くとすぐ解析されます。今回のアルバムでは、

SIDE A
SIDE B

ご覧のように25 kHz位まで情報があります。今の基準でいうとハイレゾ相当になりますね。耳で聞こえるかは疑問が残るところですが。

何をもっていい音かは別にしてアナログからアナログでカッティングまで行ったレコード盤はよさそうです。すべてのレコード盤が20khz以上の情報があるかと言えばそうではなく、機材の都合やデジタルマスター等の影響で20~20kに収まっているものや、CDのようにバッサリ切られているものもあります。そういうものだとレコードで聴く楽しみはあまりないですね。

レコードだから音が良いという訳ではなく盤によるという事です。

マニアックですが、Adobe Auditionでレンジも見てみます。

綺麗な山形になっています。いいですね。

レコード鑑賞シリーズは日記にするのが簡単なので、続きます。。。

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