みなさん、こんばんは。
最近遠方まで行くことが多く、正直しんどいです。
子育て+仕事はなかなか~。
本当に会社に出社する時間が無くなったらどれだけ楽かと
真面目に考えるようになりました;
(往復で2.5時間位、超満員電車に立ってゆられて
いるわけですから、その蓄積疲労も馬鹿にならないです。
満員電車ゆえに本を開いたりもできませんし。時間が無駄。)
さて、今年もこの場所にやって参りました。家からだと
完全に旅行です。遠いです;)
新幹線だったら名古屋まで行けます(時間的に)。
今回は-2-、-3-と続けて書く予定にしていますが、
明日までやっていますので、会社を(うまい理由で)休める方は是非どうぞ。
昨年も書いたような気がしますが、
音と映像に関わるプロ用機材の日本最大?見本市です。
今回は、日記-2-、-3-に恐らく書くことになる、
PAさんとMAさんのセッションをあえて聞いて来ました。
僕は音のプロではないので、周りの皆さん=プロから
完全に浮いている感じがしましたが、、、、
素人ですが、スピーカー作りやオーディオ、工作など様々な趣味をやり、
やはり「どうしてもプロの話を聞きたい」と思いました。
変にベクトルが掛かっていないと思われるトークセッションで
恐らく、レジェンドな方も居たであろうと思われるお話しです。
(場数をかつて踏んでいた方の話は、プロオーディオショップの店員さんの
話より遥かに聞きたい話です。なぜかというと皆アーティストだからです。
そして販売員ではありません。機材を使う側です。)
とりあえずその話は置いておき、ざっくり(画像多めです)。

オーディオ系のフロアですが広さ的にはこの手前もありますし、
別会場もあります。さらに手前にはホールが数個あって、映像系があり、
まともに全部見ていたら余裕で一日つぶれますね。

TOAさんのラインアレイ、その他です。
昨年以上に全体的に小型化している感じを受けます。よりフレキシブルに。

みなさんが気になっているここですよね。サムソンに買収されたブランドをお取り扱いのHibinoさん。僕は特にこれらブランドに思い入れが無いので、
素通りです(lexiconのリバーブは大昔使っていましたが、、、)。
そう、皆さん一時期話題になった?べリンガーのサウンドプロセッサ等を
お使いの方もおられると思いますが、そもそもSR(Sound Reinforcement)、
PA用の機器って、リスニングオーディオと開発目的が違っているという事を
前の日記に書いた気がします。ただ、もしも音への目的が
SRやPAな事を自宅で民生機で試行錯誤されているなら、
僕はプロ用機材を使った方がお金と時間とクオリティと目的がマッチするので、
一番の近道だと思います
(ピュアオーディオや民生のDSPに手を出したりせずに)。
ただし、それを「リスニングオーディオ」とするか?は別の問題です。
例えば、JBLに「Intellivox」という製品があり、今回それもさらっと見ましたが、
(他のメーカーも同じような製品を持っています)
前にも書いた「音が均一に聞こえる空間を作る為にDSPを搭載している」という
機材的には当たり前の事がなされた製品です。

今はこういう細長い超指向性の(点、面音源)スピーカーが主流です。
これで十分賄える空間がある時代になっております。
これ2発かもっと小さいので十分じゃないかと思いますが、素人なので。

こんな感じでホールなどを熱源のように音圧分析値入力するDSP機能付き。
http://proaudiosales.hibino.co.jp/information/2942.html
そもそもが、「エリアの隅々にまで均一なサウンドを届けること」が目的です。

近所のSHUREさんのブースでもこの付近を通ると鮮明に音声が聞こえます。
同じように長細いスピーカーが主流です。

このようにこれ2発のみ。こんぐらい細くて小型です。
(↑はCODA AUDIOのスピーカー)
ラインアレイも小型化して新化を続けているようです。


こんな感じのものです。DSPと指向性+個別制御できる複数ユニットとアンプ。
これらは自宅に置くようなものではありませんが、フラット特性で自宅部屋に
均一に音を届けるのを、各種素材やらインシュレーターなどでやるより、
このような製品の方が圧倒的に早道です。
民生品でここまでのDSP等を搭載するものは恐らくありません
(商品開発目的が違うからです)。
もしかしたら、最低グレードでこの手の一式300~400万位出せば、
長年の悩みがあっという間に解消される人もいるかも?しれません。
構造を考えたり、吸音材調整やネットワーク、調音材など
様々な労力と出費をするより、DSP(コンピュータ)音響解析補正させて
音を出す方が遥かに合理的で楽です。僕らが地球上にいる限り、
空気質量、音速は先人が発見した物理法則から外れることはありません。
つまりコンピュータで計算できるということです。
その計算結果利用し、ユニットとアンプを使うというのが、
こういった装置の発想です。
(※余談)
foober2000でも、以前ご紹介しました、DSPと「測定マイク」を
使うことで、foober2000からの再生音を補正制御することが可能です。
[MathAudio] スピーカーとヘッドフォン両方に対応(無料)
http://mathaudio.com/download.htm
専用ハードの代わりにPCのCPUと測定マイクを使う。
他にもfoober2000がマニアックなのが、
R128Norm – EBU R128 Compressor/Normalizer DSP
というノーマライズコンポーネントがあります。
https://www.foobar2000.org/components/view/foo_r128norm
基準があり、それを守って放送の音は作られています。
規制前は番組からCMに切り替わった瞬間にCMの音が大きくなるというのが
ありましたが、今は規格準拠です。経緯など知りたい方はこのへんとか。
これ。これ。「ラウドネス戦争」問題が終結したので喜ばしいことです。
アマチュアでもこのことに注意してデモを納入すると喜ばれます。
入れた素材が既に音割れしてた~という最悪な状態でも、
現在はそれをレストアするソフト(手法)まであるらしいのですが、、、
リスニングオーディオはどちらかというと、フラット特性で
均一な音というより、スピーカーが作る疑似音響を楽しむ装置だと
僕は勝手ながら思っていますので、やっぱり分野が違いますね。
(僕が自作スピーカーにフラット特性を求めていないのは、
嘘装置である事は分かった上で、純粋に音を楽しむ為の揺らぎのある
音がでる楽器だと思って作っているからです。勿論技術力の無さも理由です;)
あとUSB系もですが、僕はプアなんで、まず数十万、数百万は出せません
(一家の財政がレッドゾーン(瀕死)まで傾きます)が、
ピュアオーディオでいろんな商品があるのは、なんとなく知っています。
ただし、これも近道はやはりプロ機材になります。(オカルトなしで)
同じヒビノさんに MUTEC社のクロックジェネレーターがありましたので、
そちらを紹介して、今日の日記は終わりとします。

MC-3+USBが特に今っぽい商品だと思います。

http://www.hibino-intersound.co.jp/mutec/3684.html
(15万6600円税込)
http://www.hibino-intersound.co.jp/mutec/4876.html
(15万9000円?16万?)
もちろん、このクロック信号を受け取れるDACや再生装置などが必要です。
たぶんほぼ業務用になっちゃいますね。
-2-で書こうと思っていますが、ヘッドフォンブースなどで
再生装置として使われているのは今回TASCAMのDA-3000です。
他には定番のKORG MR-2000S でしょうか。
MR2000Sは7万円、DA-3000は9万円(共に最安値の参考)で買えます。
一部のオーディオに凝った方はこの2機種程度ぐらいで
という方もおられますが、現実はこれです。
残念ですが、個人の好みとかではありません。
信頼性。適切な価格。
値段で機材を評価するのは、今の時代「間違いのもと」です。
そういう方が、いい感じに高級オーディオショップにやられています。
それでしか商売が成り立たない人達もいる訳で(オーディオ業界は恐らく)、
僕は突っ込める立場ではありませんので、この辺で止めておきます。
もし僕がトータルで1000万,2000万位の予算があって自由に使っていいなら、
ごく小規模の天井スピーカー入れてアトモス対応のスタジオ等を作ると思います。
(実際はもっとお金が掛かりますが、とりあえずの例え)
ピュアオーディオをやっていってふと気が付くと、
今まで使ってきたトータル金額の大きさに驚くかもしれません。
(僕は残念ながらそういう経済状況に恵まれた事が一度もないので分かりませんが)
なので、僕は「プア・オーディオ=(コストパフォーマンスを考えて
ある程度の妥協しながらも音を以前より楽しめる)」というスタンスで
やっていきたいと思っています。