HIGH RESOLUTION FESTIVAL (SPIRAL aoyama)

みなさん、こんにちは。今日は朝からヤフオク絡みの発送を行い、その足を伸ばして
東京青山(表参道) SPIRAL 3Fで行われている展示会に行ってきました。

詳しくは>highresofes.com をご覧下さい。明日3/13(日)までやっています。
規模的には小さめでこじんまりしていますが、ゆっくり視聴できました。
展示内容は、ポタフェスに近いですね。それより少しだけプロシュマー寄り?です。

OTOTOY、Sound&Recordingマガジン協賛
というところからもそういうお客層。オーディオオタクというより現場系?
ミュージシャン(実際に自宅録音したり)の方が結構いました。

Avid,MQA,KORG、オーディオテクニカ,PLENUE(COWON),DENON/Marantz,
Astell&Kern,iFi Audio(M2TECh),Degi-FixOlasonic,SONY(mora),MYTEK DIGITAL
Apogee,Focal Professional などです。

ミュージシャンはMYTEK DIGITALとApogee、Avidに結構反応してました。
僕もですが;)
まあAvidはデファクトスタンダードなので今見るモノも無く。。。

でも本当の目的は KORGのブースに行くことだったのです。

イメージ 1

そう、DS-DAC-10R & AudioGate4を実際に試してみたかったので。

イメージ 2

コンパクトなブースです。3~4人入ったらいっぱいいっぱいみたいな。

で、DAC音自体は営業さんが言うようにある意味 原音そのまま という感じに
聞こえました。
(なぜそういえるかというと他ブースもほぼ同じ音源(プレイリスト)をつかっていて比較できるのです)

原音そのまま~はそっけない感じですね。

私的印象として,SONY等は原音以上に良く取れすぎるものがあったりするので
(そこがSONYの味付けの上手さでしょう!)
まあ、よくも悪くも音としては、さっぱりしています味付け無し
あまりにさっぱりしすぎて音痩せしてるんではないかと思うぐらい;)

で、実際にLPプレイヤーがあり、そこからリアルタイム取り込み中の音を
AUDIOGATE4のフォノイコライザーを切り替えながら聴けるという、
一番やりたかったことができました。
RIAA,AESとか本当に違うEQ曲線と分かります。

メーカーの方が言っていましたが、フォノ端子といいつつLINE IN兼用なので、
カセットテープやMD、CDなどもEQ掛けれます。(RCA端子)
あくまでEQはソフト処理だからできる業です。(掛け収録、後掛け対応)
実際聴いて、これにノイズ除去機能があれば(過去ライブラリ)
LP収録(デジタル化)は完璧かな~と思ってしまいました。

まあそれはそれ、HPにはなくKORG公式HPに情報がのっていたのですが、

イメージ 3

これが僕の見たかった「Nutube6P1(真空管ではプリ管)」の量産前のものです。
サービスがいいことに(あくまで荒く作った試作機=メーカー談)ですが、
なんと使用したヘッドフォンアンプが視聴できました!!

イメージ 4

(元々蛍光管なので青白く光るのがおしゃれです。しかも熱くない)
さっそく聴いてみましたが、真空管プリのヘッドフォンアンプの特徴そのものです。

音量を上げていくと特にそのゲインの持ち上がり方(ファットな)
が体感できて、個人的に満足しました。
既にKORG以外のメーカーから引き合いがあり、
夏に量産され、それ以降市場製品として出回るのでは?とのお話でした。
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ブースの方のお話だと、いままで色んなアプローチで真空管のシュミレーション
(DSP:ソフト化)を手がけてきて、実際楽器等に採用してきたが、
どうしても現場(プロ)からの声として、
本物とは音のニュアンスが違うということで、今回のように
真空管を現代の技術で再生成することになったとのこと。
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KORG自身は楽器、レコーディング系投入およびOEM、
自作者向けのパーツ販売(!)が先行となり
自社オーディオ製品採用は少し先の予定だそうです。(アンオフィシャル情報です)
http://korgnutube.com/jp/
上記公式HPをチェックしておいてくださいと言われました。


オーディオテクニカが新しく出したプロ向けモニターヘッドフォン2種を
試し聴きしました。
ATH-R70X (オープンエアー)とATH-M70X (密閉)です。
3万5千円と3万円だったかな?この手のランクとしてはお安いですね。
ATH-R70X は掛け心地が楽で音はスピーカーな感じ。
再生域 5Hz~40kHz 98 db 470 Ω 210 g

ATH-M70Xは価格を考えたら音としては素性が良くて結構気に入りました;
欠点は少し重いことですね。これは長時間はきついかな~。
再生域 5Hz~40kHz 97 db 35 Ω 280 g


APOGEE Groove(USBバスパワーHPA)39800円
をFocalのヘッドフォンで聴いてきました。やはりApogeeの音作りは上手い!
ファットな感じと繊細さが出てます。
ちなみに推奨ヘッドフォンは僕がこの間売っちゃった(MAOP7に化けた);
ゼンハイザーのHDシリーズやMomentumとのことです。

音収録をしない(ただ聴く用途)なら、これはお奨めです。
USBバスパワーだと思ってなめてましたが、
内部で電源再生成(コンスタント・カレント・ドライブ)、
各チャンネルに4台のDA、そしてESS SABRE 32DAC搭載と
抜かりありません。外見は安物中国製って感じなんですけど;
これの限定版モデルもありそちらはお高い(9万)です。32bit対応品。

コンスタント・カレント・ドライブの説明だとハイインピーダンス、からローまで
さまざまなヘッドフォンをつないだ際、それにあわせて適正な一定電流に保つ
電源生成回路ということで、この手のHPAで鳴らしきれない
ハイインピーダンスなものでもちゃんと音量を保って
鳴らしきれるということでした。ゼンハイザー(300Ω)とか250Ω
が推奨ということからもお分かりになるのでは? という感じでした。

THD+N: -107 dB with 600  Ω @ 16 dBu
THD+N: -100dB with 30 Ω @ 10.5 dBu
再生域 10Hz – 20K +/- 0.2dB
最大出力: 225mW into 30 Ω / 40mW into 600 Ω
電源:5V, 500mA, USBバスパワ


という訳でダメ耳を少し癒しに行って帰ってきました。
でも久しぶりにヘッドフォン系つけると、
正直スピーカーほど音に差が出ないなぁ。。。と思いました。
スピーカーは本当に差が歴然としていますが、ヘッドフォン系は細かいニュアンスを
除けば、大体良い価格帯のものは同じ感じです。あとは味付け(低音か高音か)。
スピーカーを超える自然な臨場感は得られませんね。

(プロ用密閉だと掛け心地が重視されたりもします。
(長時間つけっぱなしもあるので)ベイヤーとか見かけ=
ゴツさと裏腹に軽くて付け心地良い感じなのです。

そういう体験を若いヘッドフォン世代の方にしていただきたいのですが、
昨今は都会事情などもあり、スピーカーは
オジサン、オジイサン用品みたいになってしまってます。残念です。
なので、まだ自作で音を広める同人活動は若手に引き継ぐまで頑張ります。
平成生まれに是非。

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