Dynamic Range (ダイナミックレンジ)

みなさん、こんばんは。多忙でこんな時間にすみません。
子供から風邪をもらってかなり弱っています。

今宵は今まであえて封印(プチ会ではOK)してきた、
「ダイナミックレンジ」で遊ぶお話し。
このネタは一歩間違えると、かなりお騒がせなネタなのでネットでは
やってませんでした。 ただ、最近の「ハイレゾ」という商売の中で
色々「ん?」と個人的に思えることが多々あったので、あえて。

まず、「ダイナミックレンジが広い=優れている=いい音」
という見解があることは知っていますが、
僕は狭くても「ジャンルによっては寧ろ楽しめる
EDM、クラブ、テクノ、アニソン?、メタル)」ものがあるので、
いい音」論 や「海苔状態の波形云々をする気はありません。
聞いていてその人が楽しめれば「音+楽」なんで、いいんじゃない?という感じ。

で、いろんな方がこの話題について書かれたりこの用語を商品アピールに
つかったりしておられるようです。ちょこっと検索しても以下のように。

http://www.diyloudspeakers.jp/6000html/onkyouyougo2/dinamicrange.html

https://www.g200kg.com/jp/docs/dic/dynamicrange.html

http://pspunch.com/pd/article/dr_meter/

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8

「ラウドネス」という用語とも絡んできたりしますが、
人間は大きい音に弱いので、大きい音で聞くと(いい音)感が増す傾向にあり。
※–>そうでない方もおられます。

さらにデジタルになるとややこしい「ビット深度」が絡んできて、
24bit96khzで十分では?となったり。※実際のマスターが。

オーディオ業界では技術用語を売り文句にする素敵なテンプレートが
あるようですので、「ん?」と思うことがあるのですが、、、
調べて出てきたHP↓のご意見が若干近い気がします
https://soundevotee.net/blog/2016/11/22/mistery_word_rangefeelings/

同じ方の以下のページが、そうよね。とより思えます(私感)。
https://soundevotee.net/blog/2016/10/03/old-cds-are-quieter-than-todays-but-still-good/

まともなスタジオだと作業したどの音も同じレベル(レンジ内)に
落ち着いているはずですが、実際違う(バラバラ)なとこもあるらしく、
Youtubeなどネットメディアに持ってった時に、あれれ?プレビューと
感じちゃうやん!となるらしいです。
※Youtubeは自動で抑える機能(-13LUFS/LKFS)が近年実装されています。

放送の世界ではCMでの大音量問題対策として規格化され
-24db LKFS(±1LKFS) となっています。
上記リンクにサンプルWAVがあるので、ダウンロードして聞いてみて下さい。
(※プロとして利用される場合スタジオより案内があります)
意図して設計されています。TVの音がよく聞き取りやすいなあ
と思うかもしれないのは、こんな事情が。
+映像の場合さらにハーディング(Harding HFPA)の
チェックなど諸々が入りますのでかなり難しいです。

放送にのせると危険な信号を事前に省く工数が多々。
光過敏性発作、サブリミナル、その他。
画質を劣化というより、安全性、公共性を担保する考え方。

ここまで色々座学的なご紹介で、最後にやはり検索で出てきたこちらが
なかなかマトメだったので↓
http://pspunch.com/pd/article/dr_meter/
http://pspunch.com/pd/article/loudness/

RMS=>https://www.g200kg.com/jp/docs/dic/rms.html


↑文字ばかりでつまらなかったかもしれません。眠らないで下さい
遊びの本題はここから

いつもの foober2000 (Windows用プレイヤーソフト)
遊び計測できます。結果が気になって夜しか眠れない;
心をすり減らさないようにお願いします。あくまで「遊び」です。

拡張コンポーネント「foo_dynamic_range」を入れます。

プレイリストで気になる楽曲(もしくはアルバム全体を対象など)を
右クリックで実行すると結果が出ます。

例えばCDから同設定でリッピングして、、、その楽曲に対し測定。

比較的最近の曲をやると

イメージ 1

イメージ 2

いい感じに「ぎゅぎゅっと持ち上げ、つぶし」な状態↑。

イメージ 9

1989年のCIRCA RECORDS LTD(Virgin)のものだとこんな具合↑。
※このアルバムは好きです エンジニアは Hugh Padgham

https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒュー・パジャム

イメージ 3

定番なこれとかやってみると面白い↑。

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よくスピーカーなどの評価に使う人がいる定番の↑。

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個人的には「使うならこっちの方」がいいかも?と↑。

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オリジナル(当時の)CDで↑。この曲の金属的ドラム音(カチカチ)が
低音(これまた硬い!)と合わさって、超タイトだけど少し厚みがあるのが

それなりの再生装置と思っています。
「シャカシャカ」な感じだとちょっと、、、、。Bruce Swedien

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日本のマスターモノによってはこんな感じ↑。
歌は好きだけど、、、この曲はもっとつぶさなくてよかったのでは??

イメージ 8

おなじみのこれもサビのところで歪(意図したもの)を感じるのですが↑

キリがない遊びなので、このあたりでおしまい。

自作スピーカーやアンプなどを「大音量で」品評会的なことを
やるようでしたら、上のDR値が大きい曲でやると面白いかもしれませんね”

(こういうどうでもいい遊びの話などを不定期プチ会でやってます

次回はスピーカーハイレゾな話か、
この間のプチ会で手に入れた小型オーディオ機器の話の予定。