皆さん、ご無沙汰しておりました。いつの間にか?2018年

毎週子供の相手
をして、時間=0なので、今回長文でいきます!

(その代りお年玉?アリ)
昨年ふと100円ショップのDAISOで見つけたUSBスピーカー。
[ DAISO の300円 USB ミニスピーカー]
知らなかったのですが、一部で有名らしく僕も人柱しました。

商品の特徴:
・この作りはわかっている人が設計?ツボに入った。
・ハイ上がりなユニットだが、
なんちゃってツイター化できそうな高音(きれいではない;)
・ユニットの作りが意外にまとも(値段に対して)。
・300円とトンでも級なコスパ。値段勝負では勝てない!
・スピーカーとしては値段通りな音(中音域はそれなりに聞ける)
でも高音がきつめ…シャリシャリ感あり。
商品の写真:
他人依存で;
このスピーカー↑の写真を見てわかるようにバッフルに
音回折対策穴?;+ラウンド形状、そして「背面バスレフ箱」です!
(密閉ではない) バスレフポートがサイズ比でいい感じの
作りで(パッと見ポートとは気が付かないかも)、
この容量で無理無い開口になっています。
またアンプはモノICx2となっているようで、
ある意味理想形かもしれません;
(同じICx2個の方がステレオx1より恐らく安い)
現状で用途としては十分な感じがしますが、あえて
自作スピーカーに改造してみましょう。
こんな感じのものを作ります。

スピーカーの電源はモバイルバッテリーからとっています。いいです。
推奨は100円ショップにある乾電池でUSB出力する単純な機構のもの。
例のDAISO300円モバイルバッテリーはダメです。
なぜならモバイルバッテリーがオートオフになってしまったり、
ひどいノイズが乗ったりします。
電力はMAXでだいたいこれくらい。0.4A位見とけば大丈夫っぽい?

◆自作ミニスリットバスレフ型スピーカー「Daiso300 ver.1.0」
用意する材料:
・板厚9mmの板(MDF、べニア…)300x500x9程度 1枚
・杉材などの三角棒 1本
・木工用ボンド
・m3の木ネジ2種類
(できるだけ短いもの=ユニット固定用、15mm位のもの=背面板固定用)
・フェルト布(100円ショップなど)
・吸音材(グラスW、100円ショップのクッションの中身、ろ過フィルタなど)
・糸半田 & 平行線(スピーカー用問わず細めの物)
用意する工具:
・電動ドリルとドリル刃 & 自在鋸 (<-自分で穴をあける場合)
・半田ごて
・m3が回せるプラスドライバー
・木工用半丸やすり & 紙やすり(穴整え用)
※板と電動ドリル、ドリル刃、自在鋸以外は大きめのDAISO店で入手可能。
お年玉?な板とり図(板に合わせてとり方などは変更してください)

ホームセンターなどで手に入る9mm板一枚でできます。
( )の中は最低必要な長さ。
切断刃の厚みがあるので、最低必要な長さ分の板が必要です。
切断刃の厚みがあるので、最低必要な長さ分の板が必要です。
数字の単位はすべてmmです。
各板に箱(エンクロージャー)のどこで使うかをメモしてあります
バッフル開口径は45mm(48~50mmでも可)。外つけの場合52mm程度。
組立ポイント:

左が上部、右が下部です。バスレフポートにあたるA板とC板の間は
40mm位。
C板はユニットの位置を決めてから配置してください。
C板は前面板に付けます。

B板をA板に直角に配置します。(ポート長をL字に延長している)

吸音材はユニットすぐ後ろにのみがっつりこれ位入れてください。

フェルトは背面板の上部にのみ貼ります。下部には貼らないでください。

三角棒材と10x70板を前面底部に張り合わせ、足にします。
(上向きになります)
※追記:

BとCの間(Cの付け根)に 20x70のフェルトを一枚角合わせで貼ってください。
以上です。いつものように3個ぐらい別設計で試作したのですが、
これがそれなりに面白い音だったので日記にすることにしました。
写真は試行錯誤で汚い状態です;ごめんなさい。
音はオリジナルより広がりますが、低音はそれほど差がありません。
(無理して箱鳴きをさせない方にしています)
箱特有のボーボー、ボコボコという響きが
強く出てしまうのがあまり好きではないので。
電気的にバスブーストさせたり(https://www.youtube.com/watch?v=-aVkwHJoDFM&feature=youtu.be)、もっと大きな箱を作るなどしてみてください。
意外と遊べます。
今回設計した箱はまあまあ位で、お手軽入門編にはいいのかな
と思っています。(教育機関の授業課題、クラブ活動のネタなど)
(自分が過去に作った中では微妙な立ち位置クオリティですが;)
ミニスピーカーとなんとか言える位の大きさですし。
背面板はm3ネジで固定するようにしていますが、
いじることがないようでしたらボンド止めした方がいいかも。
背面板にケーブル通し穴をあけ、そこを通すために
もともとアンプ基板についていた配線は一度外して、再半田します。
スピーカーからの配線も一度外して再半田が必要です。
基板のボリュームはMAX位にしておいて、ソース側で音量調整。
板の寸法や吸音材、配置位置などは音に対してかなり影響があるので、
なんとなく同じにしてみてください。
(小型スピーカーは結構シビアです)
改造なりして面白いものができたら教えてください。
ではまた。
続きは以下。