オーディオルームをDIYで作る(賃貸でもOK!)

皆さん、こんばんは。
6月は忙しいフラグが立っているので、日記書いときます;
さて、本日は表題の通り。DIYでしかも賃貸でオーディオルームを
作る現実的で簡単な方法です。僕が実践しましたのでお勧めします。
賃貸住宅で一番の問題は、「現状回復義務」があること。
海外の賃貸のようにコンクリむき出しで壁からすべて自前で作るという
のではないのが日本の賃貸事情なので、海外のオーディオルーム
作成方法がまったく役に立たない….かと思いきや、簡単な方法で解決しました。
それは、海外同様に壁を作ることです。
???~~~!!!何を言っているんだと思われますが、
壁の前に壁を作ることで解決できるという簡単な答えです。
ずばり、2x4材(ツーバイフォー)と特殊建材で可能です。
建材は
ラブリコ」、「ディアウォール」といいます(メーカーが違います)。
2x4を柱として利用する大型の突っ張り棒金具です。

ラブリコ
ディアウォール
(使い方)
(実例)

で、嫁様の趣味も踏まえて二人がかりでこんな感じのリビングにしました。
イメージ 3
アンパンマンはおいといて; 
我が家(古団地賃貸)のリビング。もともとよくある無機質な
白基調壁紙の The.昭和 な部屋印象だったのを手前に壁を作り
緑基調の壁紙に変更し、照明用棚もつけています。
マークオーディオCHR-70v3を使い、BATPUREをちょい味付
代わりに使ったものです。
嫁様お気に入りのもので、現在はAVアンプとつながっています。
イイ感じでしょう?? 自画自賛ですが….
今回はラブリコを使いました。ディアウォールでも可能。
(どちらもアダプタ分の厚みが出るので、天井ギリまで壁板を作る場合、
その厚み分のスペーサーか何かを2x4の柱につける必要があります)
壁の手前に壁をつくるので、電気コンセント位置などには
避けるべく四角く穴をあける必要があります。
(電気工事士の方は自前でコンセントごと再配線できますが、賃貸前提なので)
防災基準に触れるようなことはせず、住警器などはこの壁構造からは
避けたり、場合によっては移設します。
そんな訳で
2x4材長さ+ラブリコの金具高(つっぱり高さ)=床から天井までの高さ
を間違えなければ、複数の柱を壁際に突っ張り棒のように建てる事で
木組み作成が可能です。柱と柱に筋交いをするなどして補強を
すると尚いいでしょう。
そうやって作成した2x4柱木組みに対して、T1-3位のべニア合板を
木ネジで打って固定していきます。ついでに木組みと合板の間に
住宅用グラスウールなどの防音材を積み重ねるなどすると
簡易防音室も作成可能です。
(この工程自体は家壁つくるのと同じようなものなのですが…)
これで自由に加工可能な壁の出来上がりです!
もちろん、その分部屋は少し狭くなりますよ~~~~;
できた壁に対して、リリカラの壁紙を貼りました。
もちろん吸音スポンジを貼っていくのもいい感じです。
リリカラやサンゲツといった、プロが使う建材は
ネット通販やインテリアショップ経由で購入可能です。
■リリカラ
■サンゲツ
残念ながらホームセンターの一般壁紙はダサいし、質も微妙です。
柄も種類がありません。その分プロ用は当然豊富です。
購入はm単位で、貼る面積より多めに注文します
糊は壁紙専用の糊を使います(通販orホームセンターで入手可)。
アサヒペンカベ紙用のりなど。
防カビ材入りハウスシック対策品がいいでしょう。量は多めに発注。
へらや専用の刷毛なども入手可能です。
壁紙を貼らない場合は合板自体が壁の質感となります。
その合板に対して、吸音スポンジ(ネット通販で購入可能)を
貼っていけばデッドニングされた部屋を作ることも可能。。。
僕の賃貸片隅の4畳半オーディオルーム?は以前出したように、
イメージ 1

イメージ 2
こんな感じです。天井のは吸音スポンジに再剥離テープをつかっています。
このメーカーのものが良いです。
[ ニトムズ 再はく離一般用両面テープ No.5000NS ]
定期的に貼り換えないと落ちてきたり、かえって元の壁紙を痛めるのですが、
その貼り換え頻度は一年に一度あるか位です。
この部屋でYoutubeなどへのスピーカー音動画を収録したり、
普段じっくり音楽を聴きたい時、自作スピーカーを調整する事など
を行っています。
何十万~何百万というお金を掛けなくても、DIYで(賃貸で)
できます。 効果は絶大です。原状回復も自前で可能です。
(ただ解体するのはそれなりに時間と労力かかりますけどね…)
是非、真似っこしてみてください。
部屋の一部分をこういう風にするだけでも十分な効果があります
予算は数万円~10万位内を見込んでください!
一度にすべてやらずにちまちま毎月やるなどすれば、
一回の予算は少なくできます。
トータル金額は消費税影響などをうけますが….

バックロードホーンの問題点

皆様今日は。
先日は無事にオフ会に参加できました。
DDBH-B08-MLを元に勝手に下部ポート内部に音響トラップを作成し、
バックロードバスレフのような感じにして視聴&測定してもらいました。
1図:これが私の試作DDBB
6d03b18b.png
(黒線:ユニット軸上30cm、青線:ユニット近接、赤線:ダクト開口部)@オフ会HPより転載。200hz位の大きな谷はこのユニットと箱との何かと思われます。
乱暴に2way的な見方をすると、青線が中高音含むフルレンジ音、
赤線が低音、黒線がトータルでの特性と捉えて下さい。

ユニットは8cm。f0が110Hz、86db。Q0も高い物。
 
2図:同じユニットで別な方のトリプルバスレフ

(私のよりも小さい容積で↑)

さて、色々本質的な問題点が出て、たまたまその後の講義が
ホーンスピーカーについてだった為、良い教材となった模様です。
今回、以下の説を確かめる為に「あえてコーン質量が重めだが磁力は強力なユニット」を使用しました。 視聴音楽の最大dbは72db程度です。
バックロードホーンの問題点としては、
やはりホーン臭(土管音)というものがあげられます。
ダンプしバスレフ化することで、ある程度抑える事が可能ですが、
通常のバスレフ位までにはダンプしません。(それぐらいまで
できますが、そうするとバックロードが完全にバスレフ化してしまう)
この低域のホーン音は、嫌いな人は本当にダメな感じです。
後は低音域の群遅延の問題があります。
これは構造上改善は不可能と考えています。
特に可聴帯域でも人が敏感なところに現れがちです。
ダブルバスレフ等では構造やチューニングで
低音域にシフトさせたりして目立たないようにしている例があります。
僕自身がかつて作ったものも同様の対策をしていました。
バックロードの開口部はユニットの振動部面積と同じ程度、
ホーン長は2メートル位が理想と考えています。
しかしながら市販品含めそうでないものが多々あり、
おそらく開口部からの中音域漏れが相当あると思われます。
よって、作ってみたけど思ったほど低音出ないとか、
スカスカな感じとかになりがちで、
対策としての吸音材入れや下部に石をひいて重心を重くする事
などが考えられるのですが、
吸音材により熱に変換され、dbが減ると思います。

よってバックロードで使うユニットには
振動板が相当軽く(硬く)大型で高効率の物が必要と考えます。

(つまりユニットをかなり選ぶ)

また、ボックスもユニットも大きくならざるを得ません。小型バックロードを作れなくもありませんが、音がかなり微妙になります。振動版面積を考えるとユニットは最低でも10cm以上もっと言えば10inch、12inch、15inchといった巨大なものになると思います。

実際何台か作ってみましたが、それを裏付けるような結果でした。
(※昔ベークライトを使用したものがあったとのこと)
ホーンスピーカーはコンプレッションドライバーという
特殊ユニットを使い、ホーン部を作成するのが本来の用法ではないかと思われます。
通常のユニットでは構造上箱もかなり大きくなりがちですし、
原理のみで考えると???な感じとなりそうで、バックロード方式は
それの後ろ側を低域として音道で取り出すということなのですが….

今回のオフ会でも同じユニットを使ったトリプルバスレフに対して、サイズ感諸々で劣ると感じました。データ上もそうなっています。(ちなみにトリプルバスレフのまともな?計算は難しいです)

しかしダンプしたバックロードホーンの良いところは、
ポート(開口部)からの中音漏れを構造上のローパスフィルタ効果である程度抑え込める事で実際の測定結果にもそれが出ています。
よって従来型バックロードホーンで失敗している方が再度チャレンジするなら
やはりDDBH(ダンプダクトバックロードホーン)が良いと思います。

そんな会で、大変有意義でした。

■ホーンスピーカーについては講義をしていただいた、
HORI様の資料をご覧ください。