2016年版プア・オーディオのすすめ-2

皆さん、こんばんは。
ここから2016年度プア(ピュア)オーディオとして
PCオーディオをお勧めした理由です


重要な追記:USBノイズ問題について
https://bokuthedog2.seesaa.net/article/a69568717.html
の記事をあわせて読んでください。これを理解できないと、
PCオーディオで無駄な出費を重ねることになります。


まず知らなければならない常識がいくつかあります。
それはWindowsの場合、カーネルミキサー問題があり、標準で音質が劣化します

2016.4追記:
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20160411_752552.html
(↑最大の要因を解除するDOSソフト。
でも記事を読んでて思うのが、
コレぐらいのことをなぜマイクロソフトが消極的?なのか分からない感じです。
やはりビジネスコンピュータという枠から離れないのでしょうか?
それとも意図的に(コピーライト保護)劣化させているのか。
その辺がアップルコンピュータとの違いですかね??リミッタの掛け方が。
iTunes winのwasapi仕様(共有)も、
マイクロソフトのソフトポリシーにしたがってるんでしょうね。

それについては 藤本健 さんの記事を読んでください。
1) http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20121112_572414.html
2) http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20121126_575257.html
3) http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20150803_714684.html
(Windows10はまだドライバーソフト類の対応が追いついていないので避ける.
   windows7_64bit or 32bitが現状best

よって、WASAPI をつかうか、ASIOを使うかして、
サウンド再生しなければなりません。

WASAPIの方は内蔵オーディオなど使えて便利だが、
ASIO(2or2.1)に対応したUSBインターフェース
がいい。
その方が色々メンドクサイ現象に遭遇しない。

実はiTunes for windowsも新しいバージョンでWASAPIに対応しているが、
問題がある。今後新版で解消されるかも。
(※でもWindowsOS自体のソフトウェアポリシーに沿っているのかもしれません。
プレイヤー自体が排他的に他の音(例えばOSからの警告音など)を
遮らないように)

ということで、まず再生装置(DAC)のASIO対応USBインターフェースですが、
2in2out
ぐらいのもので問題ありません。
あえてオーディオメーカーの高いDACを買う必要はありません
楽器店やAmazonで主に売っていますが、現行機種(USB2.0必要です)として
(安いお奨め順ですが、、、)

UR-12(24bit/192kHz) (録音も重視するならUR-22mk2を購入。ステレオ入力でないため)
  —>ur-22mk2(24bit/192kHz)
(※上位機種UR242のレビューはこちら

(YAMAHAであるのとASIO開発元のIOなので安心感があります)
>開発者(設計者)の公式ページはこちら
個人的にはこのURシリーズがトータルバランスで良いと思うのですが、
それ以外の選択肢も決して悪いわけではありません。
US-2x2 (24bit/96kHz)
(※レビューはこちら

US-322(24bit/96kHz)
などで問題ありません。ユーザーレビューなどを参照して下さい。
USB3.0ならZOOMのUAC-2お勧めしておきます(ただし色々玄人向け)。

ここにはリストしていませんが、24bit/96kHz以上のオーディオインターフェースだとRolandのものもあります。少々割高ですが、出来に安心感があります

DSD再生をしたい(PCから)というのであればKORGのものをお勧めします。
DSD録音もできる(フォノイコ内蔵)のが6万円ぐらいでつい最近出ました
お金があるならそれもいいでしょう>DS-DAC-10R レコード愛好家にはたまりません。

2016年版オーディオインターフェース選びの記事↓も参考に。
http://www.dtmstation.com/archives/51971048.html

次にCDからリッピングあるいは外部から録音するファイルフォーマットですが、
FLACが一番扱いやすいためお勧めです。 ネットワークHDD(NAS)から
ギャップレス再生に最近対応したりしているソフトがあります。
onkyoも最近対応した模様。

mp3が色んな機種で読める無難なフォーマットですがロスレスでない為
大事な音源を保存するのには向きません。
そういえばAACでのVBRとCBRどちらが音がいいかという記事もありました。

で、次にそのファイルをパソコン上で再生するソフトウェアですが、
foober2000 for windows がいいと思います。
他にも類似ソフトがありますがとっつきやすいです。
雑誌では難しいソフトとして紹介されることもありますが、
そんなことはありません。
ちょっとだけ引っかかる点や英語のインターフェースなので
戸惑いがあるかもしれませんが、以下を見ながらやってみてください。
音を出す(プレイヤー)としてだけなら簡単にセットアップできるでしょう。

このソフトの特徴としては、まずフリー(無料)であるという点
Components”と呼ばれるプラグインを追加でき、
それによってさまざま機能拡張される点です。
※機能拡張の方は設定にマニアックな知識がいるものもございますが、
その辺はネット検索で情報が得られると思います。

懐かしいWinAmpを思い出しますね。エ?Winamp知らない。そうですか、、、;)

foober2000ですが、起動時にインターフェースをどうするかなど聞いて来ます。
とりあえずそのままでも構いません。で親切なことにiTunesフォルダ内の音楽ファイルを自動検知してあらかじめallmusicリストに入れておいてくれます。
(PC全体のオーディオをスキャン)

foober2000で一番戸惑うのが、
allmusicリスト内をダブルクリックしても再生されないことです。
右側のタブのDefaultプレイリストに曲をallmusicリストから
ドラッグ&ドロップして追加する必要があります。

イメージ 1

再生ボタンを押すとデフォルトサウンド装置(windowsで設定)から再生されます。

ここから更に設定をしていきます。
まずオプションのコンポーネント(Components)をネット上から入手します。

イメージ 2

↑上の設定画面はキーショットカット Ctrl+P で出てきます。
(Fileメニューのpreference)
この「Get more components」の青リンクをクリックすると以下のHPが
ブラウザで立ち上がります。開かれたページはfoober2000で使える主要な
componnentsをリストアップした公式HPです。
※赤丸のボタンはzipファイルから手動でインストールする際に使います。

イメージ 3

赤字のあたりに各種追加プラグインのダウンロードリンクがあります。(かなり拡張できます)

ASIO support 2.1.2
Tags: output

WASAPI output support 3.2.3
Tags: output

MathAudio Room EQ 2.5.4
Tags: DSP

MultiResampler 1.1.0
Tags: DSP
 
の4つをとりあえずダウンロード&インストールして下さい。
自動的にダウンロードインストールされるものと、
作者のホームページに行ってそこから入手するものの2種が混在しています。

イメージ 4

上の場合、ダウンロードをクリックするだけでインストールされます。

イメージ 5

この場合、作者HPからダウンロードしたzipファイルをfoober2000のconfigから
インストールボタン(赤丸)を押して導入します。
exeファイルの場合、実行してみてください。

さて再び設定画面に戻り、再生装置の設定をしましょう!

イメージ 6

上のPlaybackペイン内のOutputで設定します。最初のが再生ハード選択、
2番目が再生バッファーサイズの設定
(音が途切れるようだったら大きな値にしていきます)。
3番目のフォーマットは再生ハードの設定に合わせます。

ASIOプラグインを導入している場合、
以下のような画面がありますので、ここも設定します。

イメージ 7

(※Use 64bit ASIO driverのチェックは入れると音が出なくなるオーディオインターフェースもある為、使用機器に合わせる)

以上で再生系の基本設定は終わりです。

ここで、PC > USB.-IO(DAC) >スピーカーアンプ >スピーカー とつないで
おいてください。ちゃんとスピーカーから音が出ましたか?

さて、、、
foober2000には DSP のプラグインがあります。今回2015-11-17リリースの
MathAudio Room EQ」を取り上げます。
これは「ルームアコースティック補正プラグイン」です!
つまり、スピーカーを設置しPCとfoober2000から再生する部屋をマイクで計測し、
音がフラットに聞こえるように調整したり、
ステレオの左右のバランスをとってくれる
とても便利なDSPプラグインです。
(その代わりCPUパワーを少々つかうようです)

MiniDSP UMIK-1 or Dayton Audio UMM-6、NADY CM100 or Dayton Audio EMM-6 のマイクを使えと書かれておりますが、
今回は例の2500円の安物マイクを使うとしましょう;)

マイクをリスニングポジションにセッティングします。
お勧めしたUSB(DAC)IOだと録音と再生が同時にできるはずなので
問題ありませんが、そうでない機種の場合色々設定が必要です。

詳しい解説は(英語)ですが、こちらです

まず設定画面のplaybackペインからDSP maneger の画面にします。

イメージ 8

Availlable DSPs“リストから”MathAudio Room EQ“を選択し←で Active DSP リストに追加します。
その後、”Configure selected“ボタンを押すと、各DSPの設定画面に移動します。

イメージ 9

このような画面になります。左のグラフは我が家の酷いリスニング環境の測定結果です;

とりあえず、測定しましょう!”Room measurement“モードにチェックを入れ、真ん中の”Start Measurement“を押して計測します。
押すと多分不快なスイープ信号がスピーカーから出るはずです。
信号はデフォルトでは最大音量で出ますのでびっくりしないで下さい。
(※ ”Sweep signal volume”スライダで音量調整もできます。)

そうすると計測された結果が上記のようにグラフ化されます。
う~ん、ひどい環境だ!;
さらにスピーカーのステレオバランス(左右)をとりたい場合、
下の方の”Stereo Balance ON”をチェックします。

最後に、必ず”Room EQ”モードにチェックを入れなおして
この設定画面を閉じます。
これで終了です。ためしに何か曲を再生してみましょう。
DSPが有効だと貧弱すぎるCPUだと音切れしたりすることがあります。
その時はバッファー設定を見直すか、もっと速いCPUのマシンにしましょう;

スペクトルグラフを見ると確かにそれなにりにフラットに調整して
再生してくれています。凄いです無料です
もうわざわざ部屋中を一回一回計測しては各種調整を繰り返す手間が
随分なくなります。
foober2000のメインメニューの”View”>”Visualization”>各種表示で
オシロメータやピーク表示もできます。

そして、そのフラットな音を聴いて、「なんかつまんないなあ」と感じた
あなたは正解です
。フラットな音は聞き疲れはしませんが、
音楽再生装置としてのスピーカーの個性が消えます
過不足なく聞こえる必要があるPA業務用スピーカーなどはそれがいい状態ですが、
音楽を楽しむための「リスニングオーディオ」としては、正直いただけません。
ミュージシャンの方はお分かりになるかと思いますが、
音には強弱やピッチの揺れの抑揚が無いと、
機械的でつまらない音になる認識だと思います。

これは思想的なお話しになるので、深入りはしませんが、、、

スピーカーを「忠実に原音再生する装置」と求めるか、
スピーカー自体が「楽器と思って捉え」その響きを楽しむか。
の大きな考え方の違いがあります。

前者だとスピーカー箱が作り出す原音に無い
音は「まやかし」になりますし、後者だと響きに味があるので、
それがたまらないという感じでしょうか。
前者はマイクで録ったという状況をそのまま出す。
後者は集録状況は曖昧にして、音の響きで心地よさを後付けする。

のような。。。

後者の立場で、書きますと、、、
例えば余韻(減衰)にビブラートを効かせる、
音のアタックのタイミングを半テンポずらす
などすることで音の深みを出します。
音楽的にいうと「グルーブの源」です!

ですので、スピーカーの特性値のある程度の揺れは
むしろ音楽を楽しむ為に好ましいと思っております。

各スピーカーの味(肝)となる部分
です。

リスニングオーディオ用にPAやMA用のスピーカー、
補正機器を使われえる方もおられますが、
本来の使用目的(製品の開発目的)が違うので、
あまり好ましくないなと思っておりますが、自由です。

脱線しました。foober2000の話に戻りましょう!
———————————-
MultiResampler 1.1.0
Tags: DSP

機能拡張ですが、こちらDSPの欄になります。
これは低いサンプリングレートの曲(44.1khzなど)をアップサンプリングして
再生するためのDSPで、必要な方はインストールして下さい。
Availlable DSPs“リストにある機能拡張DSPは、
内部でBypass、OFFなどの設定が無い限り
再生リスト全ての曲にこれが有効となってしまいます。
元々96khzFlac等しかない場合は、不要のDSPとなります。

イメージ 10

あと、勿論再生する装置(USBIOや内蔵音源チップ)が対応していない
サンプルレートは意味がありません。
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これが僕がプアオーディオとして「PCオーディオ」をお奨めする最大の理由です
DSPソフトプラグインで精密なイコライジングやリバーブ、コンプレッサー、

リミッターなど何でも来い状態です。

元々2000年代から音楽製作はハードウェアから
ソフトウェアに移行していきました。
(最近では再びアナログの機材とソフトウェアを組み合わせて使う
ハイブリット方式が主流です)
その技術の蓄積が今、フリーウェアとして各種公開され、誰でも環境
(決して高値の花ではない)を整えれば良質な再生環境が手に入る時代です。

(そのへん、なぜか大手のオーディオ雑誌には記事として載りません。
メーカーとの癒着でしょうか;大人の事情でしょうか? 謎です。)

ここまで長文お疲れさまでした!
2016年版、プア(ピュア)オーディオ、是非色々楽しんでください!

おっと忘れてました。 foober2000からDSDも再生できます。
http://www.nihongoka.com/2015/11/11/dsd%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E5%86%8D%E7%94%9Ffoobar2000-sacd-decoder-0-9-2%E4%BB%A5%E9%99%8D/
こちらをご参照下さい。

あと、既存のリッピングデータをDSDに変換したい場合、1曲単位でよければ
TASCAM Hi-Res Editorというソフトがあります。(対応OSはWindows 7/8/8.1)
ただし、FLAC等からWAVファイルに変換しておく必要があります。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20150622_708113.html

その辺、メンドクサイ方はやはりKORGのDSD製品を購入して
付属のAudioGateを使う方が遥かに楽です。
AudioGate単体でも売ってますが結構なお値段するので、
ハードを買った方がお得感が大きいです。

—その他のFoober2000用プラグインの紹介———————————————–

DVD-AUDIO再生: https://sourceforge.net/projects/dvdadecoder/

デジタルクロスオーバー for 5.1 or 7.1ch PCサウンドカードorオンボード
http://xover.sourceforge.net/

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以上です。お疲れさまでした。
次回は今年最後のスピーカーか、
ヘッドフォンアンプについて書いてみたいと思います。

私のスピーカー達もよろしくお願いしますm( 
好みに合えば悪い子じゃありません。高い金額に見えるかもしれませんが、
市販量産品とは違います。

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