2016年版プア・オーディオのすすめ-1-

みなさん、こんばんは。いつもご覧いただきありがとうございますm(

ちょっと前の記事「プリアンプについて」で書かせていただた事の続きになります。
では具体的に2016年プアオーディオのご提案としてこんなシステム構成はいかがでしょうか?

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「安価でそれなりの音」

1) 音源&プレイヤー=iPhoneやandoroid,walkmanなどの携帯プレイヤー

プリアンプは通常(携帯プレイヤー)のイヤフォン出力->RCA変換ケーブル

スピーカーアンプ=中国産の安価なデジタルアンプ
(MUSEやToppingの方がLepyより作りが良いです)
Lepyについては中国ならではの色んな問題がある場合があります
それを改良して販売しているNFJさんというお店もあります。

個人的視聴感では音にはそれほど大差ないです
(激変するという程ではありませんでした)。

追:soundfort QS-9などの選択肢もあります。
ベースとなるモデルは中国産ですが、
soundfortのものは、
USBDAC基盤関連が日本人設計だそうです。面白そうです。
他: Amuletech などなど。。(YahooShop、Amazonなどで入手)

スピーカー(アクティブ(アンプ内蔵)でなくパッシブ)=
よろしければmarkaudio系などをお勧めします

※アンプもスピーカーも必ず視聴してください!
メーカー、ブランドで選んではいけません。

以上です。超シンプルですね。
これで多分6~7割ぐらいの方は満足してしまうのではないかと思います。

ただ、もっと上をみたい!(ピュアオーディオっぽくしたい!
ハイファイでハイレゾ(謎)で細かい音聴きたい!)
という欲張りな方には次2)と次3)の手でいきましょう。

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「安価でコスト感にすぐれ、音も楽しめる」

2)音源&再生装置=iPhoneやandoroid,walkmanなどの携帯プレイヤー

プリアンプとして「ポータブルアンプ(ポタアン)」を使う

スピーカーアンプCR-N765 ,CR-N755 など型落ち品や現行でお買い得
なものがあれば 。
オークションで大体2~3万円ぐらい(2016.1月相場)

上を見ればキリがないのですが、この値段で、同機能の
中国アンプACアダプタ入れてのトータル金額よりいいと思います。
765の場合、ヘッドフォン部もそれなりに楽しめるし…)
アンプとしてのモノがいいのとネットワークオーディオがあり、
それほど値が落ちません。
操作性、当時のサービスが終わっている、usb機器との相性
など以外は、アンプとしては後悔しない値段です。

ネットワークは 有線接続推奨
音の傾向は 甲乙つけがたい(どちらも味が違う)のですが、
やわらかい音が楽しみたいなら755で。
(USB系がいささか古くなっているので、USBから
音楽を再生したい方は765:755は相性が顕著

765の方は硬質で締まって現代的な音です。
デジタルアンプがすきな人は765をお勧めします。

(でも音は中国系より柔らかめです。)
勿論、他のメーカー(ソニー、パイオニア、マランツ、ケンウッド….)の
ものも、音が好みに合っているものをどうぞ。

家電量販店の環境では分かりづらい場合もあり、
近所にオーディオ専門店などがあればそちらで視聴を。
無いようでしたら、いろんな情報を仕入れた後に量販店で試して下さい。
情報にはネガティブなものも多々ありますが、
知らずに買うのと分かってそれでも気に入って買うのでは違います。

Onkyoの2機種は、自分が使っていたので
価格を考えても、お勧めできる点と、
電源回路が別基板となっているなど、アナログアンプ
でありながらデジタルハイブリットとしての優れた特徴があるからです。
ネットワーク再生にも対応(有線LAN環境推奨)。
自社でハイレゾ配信している(E-Onkyo)ので、
その再生機として不足ないものを作っているという感じでしょう。

765DirectModeに設定するといい感じになります。
(D/Aコンバーター768 kHz/32bit、ディスクリートアンプ(ヘッドフォンも

個人的な意見ですが、、、
トーンコントロール(EQ)は使わないで下さい。
「酷い」です。[PM_BASS]もよくないです。
(※PM_BASSでしか低音が出せない
スピーカーはどんなものでも XXXXX です。
そんな機能が無くても、まともなスピーカーなら
ウッドベース位の音、ダンス音楽のバスドラ位は出ます)。

家電量販店などの店頭では[ EQがON ]な状態なので
この製品の良さが分からない場合が多いです。

最大の欠点が。それは「操作性」
昔のミニコンポライクな、いらいらさせられるあの感じです。
ですので、iOS,Andoloid用アプリ、Onkyo remoteを使います。
(あくまでCR-N765,755がネットにつながっていることが前提です。
プライベートネット(LAN)) 快適に操作できます。

スピーカー(アクティブでなくパッシブ)=

市販品で具体的に例をあげるのをやめました(好みがそれぞれ)。
決して値段=音ではない(でも確かに高級機はそれなりの音)ので、
必ず視聴する機会を沢山設けてください。その日に決めるのではなく、
一息ついて別の日に改めて聞きに行くなど。ネット評価のみで決めないように!
ここはけちったり、視聴をしないで評判だけで買ってはいけません


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「トータルコスト感にすぐれ、工夫次第で高価なハード並み」(梅)
※ PCオーディオ。(PCとUSB接続などのDAC)

3)音源=PC (パソコンの中に保存したFLACなど可逆圧縮フォーマットファイル)

パソコンのスペックはIntel Core i5ぐらいか

AMDの1~2年前最近のものDSD変換処理をする場合3Ghz程度推奨。
そうでないFLACなどはもっと低いスペックで十分再生できます。
 ( core i7 はこの場合少々オーバースペックです)
Core i3,Celeronなどの安価なものでもいけます!
※使う予定の再生ソフトやOSが要求する最低スペックを満たしていれば
大体いけます。例:非力なマシンならLinuxにするなど。
USBバスパワーのスペックが分かる機種やマザーボード推奨
USBDACの件でバスパワー(電源供給能力)は重要です。
安物はここをケチってます。
(というか余計なデバイスがあらかじめ内部USBに刺さっている)
因みにAppleのPCはそういうとこにはこだわってます。)
USBの挿し口で認識されない機器があったりした経験ありませんか?

パソコンの中に既にUSBハブが内蔵されており、
それから外部USB端子に分岐されているというものがほとんどです。
ですので、そのうちのどこかの口に刺さった機器が電力を消費していると
残りの電力が場合によってはUSB規格を下回るなんてこともあるかもしれません。
我が家のPCデバイスマネージャを見てみましょう。(古いマザーボード;)

イメージ 1

こんな感じでチップセットがUSBハブを供給しております
(中に既にUSBハブが複数ある状態)。
上記からGeneric USB Hub を右クリックしてプロパティ画面にします。

イメージ 2

こんな感じでWindowsでもそのポートで使用可能な
バスパワー電力確認と使用状態が分かります。

特に電源的に厳しいノートPCの場合、Webカメラやら
SDカードリーダやらがあらかじめついているようなモデルは避け
法人向けモデルの流れ品などできるだけクリーンな環境の

付属ソフトも無いようなそっけないもの)を選ぶといいと思います。

 ※BIOSロックがかかっているものや、
リカバリーディスクが無いもの(初心者の方)は避けて下さい。

重要:
USB2.0の音機器をUSB3.0に挿したりしないでください。
恐らく製品マニュアルにも書かれているかと思いますが、
動作不安定、不動の原因となることがあります。

また、PC直ではなくセルフパワーのUSBハブ(ACアダプタから

電源を取るもの)を介した方が安定動作する事があります。
これはPCがスリープする際にDACを見失う対策になる場合のための、
メーカーによって推奨された使い方です。
自作PCのマザーボードですとゲームPC用マザーは
充実していたり音に拘ったモデルものあります。
USB規格外となりますが、そこを強化した
マザーボードが5年ぐらい前から存在します
ゲームPC用マザーを歌っているものは
特にその辺に拘っているものがあります。
例えばASUSのマザーボードはメイン基板と
電源系まで切り離したオーディオ部を持っていたり、
ESSのDACを積んだりコンデンサまで拘ったものをゲーム用として出しています


重要な追記:USBノイズ問題について

https://bokuthedog2.seesaa.net/article/a69568717.html

の記事をあわせて読んでください。これを理解できないと、
PCオーディオで無駄な出費を重ねることになります。

USBのノイズ除去装置(オカルトではないもの)は
実際に効果がある事があります。ただ音が変わってしまう事が稀にあります。


サウンドプレイヤー=Foober2000 for Windows )。

iTunesやWindowsMediaではありません。
※これには理由があります。詳しくは次の日記で書きます。

プリアンプとして USBDAC(DAW用USB audio interface)。
DTM(デスクトップミュージック)用途で作られた”ASIO“対応品推奨。
(Yamaha,Roland,
TASCAM、Zoom,Korgなど楽器メーカー製)
なぜかというと、数年前のものまで標準で
ASIOに対応している製品ばかりだからです。
(音楽作成ソフトではASIOとCubaseがずいぶん前から使われてきました)
よって最新機種ではなく、中古の状態がいいものでも構いません。
(※最新のOS用のドライバーがあるかどうか事前に確認しましょう。
Win7ならVista64のドライバーが裏技的に使えることもありますが、
win8,win10は要注意!です)

近年のゲームマザーボードだと、オンボードのサウンドチップで
良いものが乗っています(ASUS等)のでそれでも可。
でも上記のUSBDAC別の方をお勧め。

スピーカーアンプCR-N765 ,CR-N755など型落ちでお手頃なのがあれば

スピーカー(アクティブでなくパッシブ)=
よろしければ私の作品(markaudio系)をお勧めします

ここはけちったり、視聴をしないで評判だけで買ってはいけません。
好みに合う合わないが音の傾向で結構あります。

必ず視聴してください!
(視聴する場合、現在の音量と鳴らしているアンプの機種名を聞いてください)
 
音が大きくなればなるほど、人間の耳にはいい音に聞き取れるようです。
低音は特にそうなっています。
耳の構造:
 

(※自作スピーカーでの測定グラフは最近止めました。
部屋のコンディションや測定マイク位置でいくらでも変わるからです。
無音響部屋@小野測器とかでないと厳密に測れませんので無駄と思いました。
載せていてもあくまでも「追い風参考程度」にしてください。)

見かけは良いのに、スピーカーが中古で安価に出回ってしまう
理由は「ずばり音」なのではないかと思っています。

音がダメだった。あるいは好みと違った、

長い期間聞いてたらきつくなった…本音等々)。

箱の作り次第で各種方式(バスレフ、ダブルバスレフ、バックロード、
DDBHなどは、まったく音が異なります

上手な人が作った箱は、そうではない「計算ソフトにのみ」頼った人
の数十倍、音が良いです(私の個人的視聴感です)。
それだけ試行錯誤を経ていると思います。

メーカー品も同じことが言えます。ブランドだけで選んではいけません
“なつかしの名機”も悪くはありませんが、玄人嗜好的なので、
あえて最新か1~2年前のものを選んでください。
スピーカーユニットの性能差が思っている以上にあります。
■昨今の事情を考え、プアオーディオとしてトータルでみると
3)の「PCオーディオ」がお勧めです。

安物買いの銭失いとは良くいったものです。
少しだけ背のびして買うぐらいが後悔しません。
リサイクル屋さんのものなど,どういう状態か分からないもの

店によってまちまちなABCランク付けなど)には、
玄人以外、手を出さないことです。(ジャンク屋巡りで目を鍛えている人
はいいのですが、そうでない人は確実にお金を失います
ジャンク品を修理したり、アンプをとっかえひっかえしてたら気がついたら、
新品最初から買った方が安かったなんてこと、ざらに在ります。
プアオーディオなんで、できるだけ効率的に投資しましょう!

次の日記に続きます。。。 (私のスピーカー達もよろしくお願いしますm(
好みに合えば悪い子じゃありません。

高い金額に見えるかもしれませんが、市販量産品とは違います。