
A: コンテスト応募作品
B: 譲っていただいたムック本の超小型バックロードホーン
C: 出品中の無名ユニット使用のスリットバスレフ
の三つを聞き比べしてみました。
いつものいい加減USBDAC測定はあくまで漠然としたキャラクタ目安ぐらいなので、
実際聞くと案外違うもんです。
まず「ステレオ感」これいってみましょう!
A=C >> B って感じです。Bのバックロードは結構音楽ジャンルを選びますね。
POPSや最近の曲を聞くと、モノラル?!って感じる時があります。
これはムック本の「音の館」さん感想にもあったので、多分他にも感じられる人がいるかと。。
ただ、JAZZとか室内楽とかを聞くと、やたら良く聞こえます。
音数が少ない&人工のリバーブの掛かりが薄いものほど、バックロードホーンに向いている気がします。
この特徴は他の方式には無い独特の感じですね。うん。
Cに関しては一番一般的で良好な感じ(聞き取りやすい)がします。
元々TV用スピーカーパーツなので、そういう特性なんだと思います。
ブライトな(明瞭)感じです。低音も出てるんです、それなりに。
Aに関しては、もっと上品な?線細めな繊細さがあります。密閉型スピーカーっぽい感じですが、
それにバスレフの良さを加えた不思議な鳴り方です。
つぎに「響き方」これいってみましょう!
A=C >> B 同じです。
バックロードは癖があります。
これは「管臭」俗に言われているもので、管(くだ)を通して出てきた音がします。
紙でラッパをつくって、簡易拡声器にして声を出したときの、あの音です。
吸音材等工夫すれば、補正できると思いますが方式的にそういう音がします。
そこが見向きもしない人がいる部分かと。
でも、音量を上げるとこの独特の音の印象が消えるのが不思議な所です。
AとCは一般的バスレフの音の広がり方です。
つぎに「音量」これいってみましょう!
B>C>A
バックロードは音量増大します。ホーンなので。
Cは一般的音量、Aはおとなしめです。 能率db的な比較なので、ボリュームを上げれば
キャラクターが入れ替わることもあります。
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そんな訳で、Bのムックバックロードをチューンナップして
気になる癖(それはそれで味なんですが)をとっていく方向にします。
ずばり、 吸音材を見直しましょう! ムックはコストの兼ね合いか
ウレタンシートのみとなっています。これが良くありません。
そこでウレタンは生かしつつ、追加でちゃんとした吸音材
(オーディオ用)を入れてあげます。 入れるのはユニットの真後ろと
ホーンの最後付近。さらに中音漏れを防ぐためにホーンの口の部分の
下部にフェルトシートを貼ります。
これでかなり変わります。本当に。なのでまた出品;しますかね~。
材料費分のみ上乗せですが、、。ノーマルと比べたい方、請うご期待。