自作20号機/FE83En

記念すべき20号機です。
http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u52992822

高さ40cmシリーズの集大成?といってはなんですが、
自作スピーカーで定番のFE83Enを使用しています。

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(大きさ対比用HDDと)

FE83Enといえば、再生周波数帯域・・・165Hz~30kHz(!)
ということでまさに8cmのフルレンジ(ツイターいらず!)という高スペックのものです。
http://www.fostex.jp/products/FE83En

ユニット代が3400円x2。プアオーディオ的には少し高い印象ですが、
価格に見合う(それ以上)の音が出ます。

ただ問題はそのまま使っても低音側が薄い(その代わり高音側が綺麗)印象だということです。
大きな箱(エンクロージャー)を使うと低音域もばっちりという感じですが、
小型でそれなりに満足できる低音域を!となるとほんの少し難しくなります。
低音側にシフトさせると、高音域の鮮やかさがまろやかになっていく為に、
バックロードホーンやスワン型など大型スピーカーのブログを見ていますと、
ツイーターを別途つけている方もいらっしゃいます。

まろやかな感じ(高音が鋭すぎない)が好みなのですが、
ベル、チャイム、ギターのピック音等の鮮やかさは出したい!
という"我がまま=Fostex音らしさ"を実現すべく、
内部構造をいつもと少し違う感じにしました。

具体的には箱内部上方に斜めに板を取り付けて
高音部をスピーカー手前側に逃がす感じにしました。
たった板一枚ですが、イコライザ補正ぐらい激変しました。

今まで20台作ってきて、ユニットの真後ろの空間が音に左右する影響が
かなり大きいことがわかりましたので、その調整(補助棒1本、板一枚、角度と位置、フェルト)
こそが自作スピーカーの音質調整の肝だと思っております。

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こどもの落書きレベルの図ですが青い部分が高音に特に影響がでる部分です。
赤が今回追加した補助板です。
緑の部分は中音に影響します。 さらにポート側に向かって低音が増加していきます。

いつものようにいい加減測定です。使用USBDACとマイクは20khzぐらいまでしか録再能力がありません。
厳密な測定用のものでない為に、大体20khzに緩やかに下がっていくカーブを描きます。
しかしご覧のように20khz時点でも一定の特性という事と聴覚上ではスペックどおりツイーターレベルの
音が十分でており、かつ50hz付近の低音もモリモリなものができました。

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