こんばんは。
最近家庭事情でお休み中な「自作スピーカー研究」なのですが、
スピーカーを作るときの調整って難しいよね!
というお話が多々あり、改めてスピーカーの作り方から
僕なりの手法をさらっと。(※答えではありません)
真面目に数えていませんが、かれこれ70台??は作っている私ですが、、、、
毎回調整が楽しみで、それだけのために作っているといっても過言ではありません。
1】設計前提
まず地球上の物理法則に反することはない。(でなければノーベル賞もの!)
計算メンドクサイ!という方に…
「自作スピーカー設計プログラム」(Bachagi.h様)
計算はあくまで理想値なので、実際はかなり泥臭い試行錯誤が必要。
最初はこのプログラムのお世話になりましたが、最近あまり使っていません.
2Wayなどのクロスオーバーはインピーダンス実測定結果によりますが、
なるべく低めhzでつながりそうなところを探すと吉。
極端にバサっと鋭く切ると今一つな事が多々なので、緩めにかぶせる感じで。
あたらしい設計方法を考えるときも基本はバスレフ型や密閉型がベース。
そこからポートやネットワークが増えるという加算型で考える。
バックロード方式はmasamasaさんの簡単バックロードホーン計算式を
元に色々アレンジ(ダブルバスレフ足してみたりとか)。
ダンプダクト・バックロードホーンは複数作ってみて実感できたのでお勧め。
我が家のリビングのものはそれです。
2】板取り
頑張ってください!ここが一番難しく面白いところ。
板から失敗なく(無駄なく)とれるか、計算機と図面とにらめっこ。
鋸の歯の厚みは大体3mm前後のため考慮が必須(厚みに足して考える)。
3】組み立て
焦らずにコツコツと木工用ボンドなどで。
ボンドで止める前に「仮組み」を必ず行うこと!
仮組状態で音の調整をする。
4】調整
計測マイク+測定ソフトを使った手法と
インピーダンス測定がロジカルなもの。
でも、経験上測定結果がすべてではない。
重要なのは実際にいろんな音楽をかけて追い込むこと。
ピーク、ディップや暴れがあっても味がある音がでるし、
フラットにしすぎてつまらない音になることもある。
八方美人はつまらないので、何を目指すかを明確にする。
(低音、中音、高音=楽器、ボーカル…)
測定ソフト:
僕はマイク測定+専用装置でのインピーダンス測定の組み合わせ。
測定グラフは暴れて凹むこともあるが、
実際の音はひどくないのであくまで参考用。
どの音域が出やすいのかという一定目安にはなるので、
作成目的と一致していれば良しとしている。
以上です。とりあえずのまとめで。