歴史を振り返る「ハイレゾって何?」

みなさん、こんばんは。。 夜泣き対策委員でございます。睡眠不足で;
昼間に寝て夜に起きる新生児、完全に夜行性(深夜族)です。

さてSpek以来、他方にご迷惑をお掛けしているようですみません。
ただの一マニアである僕のくだらない「遊び」から
飛び火してしまって申し訳ない限りです。。
なので、諸悪の根源;の僕の日記にて、こんなことを書いてみましょう。

いわゆる「ハイレゾ」とは何か?=>とても曖昧で難しい表現です
公式には次のような見解のようです。(えらくハードル高いですね!)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/653038.html
(96kHz/24bit以上/40khz以上の言葉が並んでいたようですが、
2016年現在は、、、)

そして「偽レゾ=偽ハイレゾの俗称=疑似補完音源」。
これまた過去からあったもので、今日に始まったものではありません。
なにか、手がかりになるものはないか?とさまよっていたらズバリありました。

VictorさんのK2 Technology についてのインタビュー記事です。
そうK2テクノロジーというカッコいい名前がありましたね!
今も商品としてHDとついています。さあ、僕もただのマニア。
自身の言葉では語れませんので、まずこの記事を読んでください。

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域」2014年01月24日
【第73回】「ニセレゾ」疑惑の真相とは - K2HDのハイレゾは本当にハイレゾか?
http://www.phileweb.com/interview/article/201401/24/218.html

読まれましたでしょうか?
元音源について、大なり小なりSONYさんが関わっています。
映像も音もSONYさんの天下でした。
(Victorさんも独自にされていたようですが)
上記文章から引用しますと、

「デジタル録音黎明期の音源=>1989年発売の
ソニー製デジタルマルチトラックレコーダー「PCM-3348」(無印)が
業界標準レコーダーだった時期がしばらくあった=>
そのスペック上、その時期のもの(音源)はいまでいうところの非ハイレゾ」

当時についてはオノセイゲンさんのインタビューに一端が見えます。
http://ototoy.jp/feature/index.php/20110815
ビクター青山スタジオのお話しでSSLのコンソール+ライバルのSONY
「PCM-3324」「PCM-3348」がないとレンタル・スタジオはお客さんが来ない
って書かれてますね
http://ototoy.jp/feature/index.php/20110815/2
当時のお話しでKorg社のDSD機器を気に入っておられるようです。
1bitというとリスニングの方だとSACDのSonyかSharpという事になる?
と思いますが、ミュージック側からだとオノさんの記事のようなKorgさんでしょうか?
今も1bit研究会(早稲田)の常連でしょう。
↑ケンウッドさんのOBの方も随分参加されていたようで
僕自身は音楽崩れなので、Korgさんの機材を使っていますが、、、↓

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TEAC(TASCAM)も手掛けているので、そちらの方もいらっしゃると思います。
米GibsonでTEAC(TASCAM)とONKYO・PIONEER
資本関係があるという感じのようです。
3社連合状態?開発は個別のようです。

しかし、なんとも1989~のEPIC(SONY)から出ている[CD選書]
などの音が妙に癖があるように感じて、
低域がすかすかなのはソレ?ですかね;)
当時流行のマスターのやり方なのかな??

でもマスター(原版)が現ハイレゾを満たさないという事だと、
これから出る1989~の邦盤「リマスターハイレゾ版」は
何等かの「補完処理」がされたものになるという事と
捉えてもいいのでしょうか??

さて、そのあとの記事が、メーカーや配信側で考えている
「ハイレゾ」
のお話しで、これがすべてのメーカーの考え
という訳ではありませんが、一例として非常に興味深い内容です。

「音楽制作システムの変遷」というHPも見てみてください。
http://www.mu-s.com/Edu/rec.sys.html

僕が前にPCオーディオ日記で誤った事を書いてしまい、
散々でしたが(すみません)、ご近所では、昔からやっている
ベテランエンジニアの方はMACでProtoolsな人がなんとなく多く感じて
いました。(勿論WINな人もいます。MAC<->WINの方もいらっしゃるようです)

しかし変遷でもやはりSONYさんのUマチックの名前が。
若い方だと
Nuendoという人もいますね。

昔を改めて振り返ると、
しがないアマミュージック野郎な時はDATマスターで
スタジオや雑誌投稿に持っていきましたが、基本48k16bitだったんですね。
無学で知りませんでした。それもSONY機種だったです。
そのあとはAlesisのA-DATでした。
48k24bitでマルチトラック。すごい高音質!と思っていました.
アマチュア御用達のTASCAMの8trとか
Yamahaの8trとかテープ物に比べてですが。
(MD4trなんてのもあった気が)
昔話はこのへんで。。。

最近70年代の曲などをリマスターした音源が出ていますが、
1980、90より音が太いと感じたりします。
マスター段階で何かしてるのかもしれませんが、もしかしたら音源が
オープンリールテープだったからでは?と素人想像したりしています。
(いまだに愛好者がいて、わざわざレストアして
それで収録するアーティストも海外にはいるとか…)

そこからなぜか「エルカセット」を思い出しました;何それ?状態です。
僕も知りませんが、SONYさんやらかしているようです。

そこで、日本(世界)の音楽、映像技術に多大な功績(白歴史&黒歴史)を
残しているSONYさんの社史をのぞいてみましょう。
今回は音について見てみます。

「第5章 コンパクトカセットの世界普及」
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/2-05.html
第6章 で「ウオークマン」の登場
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/2-06.html
「第7章 デジタルをものにしてみせる」
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/2-07.html
(巨匠カラヤンの登場です)

第8章 コンパクトディスク
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/2-08.html

テープの時もですが、フィリップス(オランダ)の存在は大きいです。
今もイヤフォンを出して(愛用しています)ますが、
当時からヨーロッパのオーディオの巨人というとここ。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/2-09.html

そして、録音スタジオのデジタル化をSONYさんがまたまた。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/2-10.html
デジタルレコーディングってある意味スタートは日本(SONY)なんですね。

さあ、次はシリコンディスク(=メモリーIC)やHDDでオーディオだ!!
となぜか行かなかったのがSONYさんの不思議(やってはいたと思います)。
こういうご意見も>http://www.brainpartner.co.jp/column/339-column31.html

で、立場をごっそりアップルコンピュータの商売の天才:スティーブジョブズに
持っていかれ、今日となっております。
スティーブジョブズがSONYやSHARPと交流があったのは
知られている事ですが、その強引ともいえる決断力と人(空間)を捻じ曲げる
パワーが当時の日本の経営陣に無かったのでしょう。

SHARPは今、ご存知の通りの状況ですし、SONYもPSブーム後、
一時期ひどいものでした。日本の家電系は軒並み現状の状態です。

不思議な事に映像の世界でも、つい最近(今も?)までマスターは
SONYさんのテープメディアでした。
テープの製造中止表明)で初めてあたふたするところもあったようです。

そんなこんなで、マークも提供した、
ハイレゾの旗振り役であるSONYさん
色々、残してくれてます。(いい意味でも悪い意味でも)
今もやってくれています。4K8Kとか、色々。

こんな感じでどうでしょうか??
僕にはここまで読んでも「ハイレゾ」の意味が何であるか、
さっぱり分からない状態です;