子育ては重労働!

みなさん、こんばんは。

今日もオーディオ趣味とはまったく関係ない
(最近特にそうです。脱線しがちですみませんm)
日記ですので、すごくお暇な時にでも、気がむけば。

表題の通り、先日無事病院から退院させまして、
職場には休みを頂き(ありがたいことです)、
ほんの暫しの間育児の手伝いをしています。

いや、子育ては始まったばかりで
諸先輩方には頭が上がりませんが、本当に大変ですね!!!

新生児の沐浴(入浴)を病院で習って、家でも行いましたが、
もう「ギャン泣き」です。(不思議な事に親である自分には、
その鳴き声が耳障りではありません。他の子供だと耳に触ると
感じる時もありますが、疲れ等で心にゆとりがないときでしょう)
嫁様の体調がまだ万全でないので、僕の担当です。

新生児の首根っこをきっちり片手で持って抑えて
(両耳裏を抑える感じ)、身体を顔~下まで手順を踏んでやっていきます

が、新生児も力がありますし、中腰でやるのでかなり腰に来ました(腰痛持ちで)

さらに母親は授乳を3時間おきにしなければいけませんので、
実質短睡眠の連続です。これはしんどい!!

自分の親も今以上に情報や医療がない時代にこうやって、
育ててくれたという事実を受け止めなければいけません。
当然「反抗期」で暴言を吐くこともあるでしょう。今仲違い状態もあり得ます。
しかし幼少時はきっとこの苦労をしたと思います。
父親がダメな人だったとしても、母親は少なくとも陣痛を経験し、
産んで育てたわけです。それは考えないといけません。
当然「下」の世話(オムツ替え~お尻ふき)までもするので、重労働です!

そう考えると、お年寄りを介護する方々も相当大変だと想像できますので、
保育士さんから介護士さんまで、待遇を改善しないと、
おかしなことになってしまいます。

生と死は生けるもの全てに訪れる事なので、そこは絶対重要だと思います。

やはり自ら体験しないと、苦労の本当の姿は伝わりません
メディア情報や伝聞だけだと、頭でっかち
(知識だけで実体験が伴わない)になってしまいがち
と思っていますが、体験する機会が無い方が
実体験している方のことは分からない
ので、
どう伝えるべきか考えないといけません。

伝わらないことで、
相対貧困と絶対貧困の問題が話題のようです?が、
これは今にはじまったことではなく、
まだバブル崩壊していなかった時代(昭和)にもありました

僕自身の体験でのお話しですが、
クラスメートに母子家庭の友達がいました。
家に遊びに行ったのですが、その苦労は今現在大人になって
色んな体験をした後ほど分かりませんでした。

直接物が買えないので、切手を集めて懸賞にコツコツ応募し
当たって、僕も欲しい憧れのものを持っていたりして、
想像しがちな典型的「貧乏な姿」は見えにくかったのですが、
思えば色々苦労していたなって分かります。
今もきっと見えにくいに違いありません。
「物があるから貧困では無い」ではなく、日々の生活全体で見て
明らかに厳しいといえる生活を送っている人がいます

恐らく値段がする食事をしてよほど嬉しかったから、
日記?(詳しくは知りません)に書いたりしたのでしょう。
そういう特別な日は僕ら以上に嬉しいはずです

ある程度大人になって、市営団地に入ろうとしたら
(一人身で不安定な職で低収入だった為)、
僕以上に収入が低くないと入れないし、
何より家族持ちでその収入であり、抽選もあるという現実を知りました。

つまり僕は恐らく相対的貧困であっても、それ以下の方もいるという事を
知った瞬間です。そんな僕にも対象となる団地があったのですが、
駅からはかなり遠い、周りにスーパーなど何もないところで、
なんだか隔離されている気がして、そこは止めて
風呂なし4畳半の古いアパートにずいぶん住んでいたものです。

年金、年金基金、健康保険は全て自分で払い続けていました。
税金も滞納せず納税していました。収入に対して高いなと思っていました。
貯金もままならずカツカツだったです。

ある時、税理士の無料相談にいったら、
あなたの年収と働き方だったら払い過ぎといわれて、
書き方を教えてもらったら急激に下がりました。
>個人事業主として申告する事。(経費、青色等)
つまり働いていた会社の契約形態が曖昧で、偽装状態であり、
今でいうブラックだった訳です(やりがい搾取かも?)。

無知な故に知らなかったのですが、税務署の人は
誰一人教えてくれませんでした。。。

そのとき、平均年収は●百万、GDPは●%みたいな見出しを
見ていて、自分の現状より数倍の平均年収で、
いったいどういうサンプリング(調査)してるんだろう?と思っていました。
(※僕のとこには調査員も調査票も来ませんでした)
高収入な方と僕みたいな低収入な人の平均をとったら、
当然高収入な方にひっぱられます。
だから実情とかい離しているんだな~って後で気が付きました。

近年運よく中小企業に入れたのですが、
取引先にご挨拶に行き、名刺交換や会食すると、
僕の年代から下十年位と滅多に会わないと実感しています。
つまり、その年代の人がすっぽり会社員から抜け落ちています
何かというと、新卒一括採用と採用控えによる、
メディアが言うところの「失われた時代の世代」です。
ほとんど会いません。今いる中小にもほとんどいません。
次に来るのが一瞬景気が回復した世代(30代のどの辺か)で、
そこからまたすっぽり抜け落ちます。かなり歪な状態です
特に中間管理職の名刺を渡されると、
僕より年上のバブルだった方か、かなり若い方かという状況です。
今、若者に対してはかつてより支援があるようですが、
この世代に対しては「自己責任論」を唱えるとんでもない人もいて、
ほとんどまともに世間から支援されてきていません。
でもこの年代が団塊ジュニア世代で人口比が高く、
本来なら高齢者も含め、世帯や社会を支える世代でした。
しかしながら政治の無策、誰も責任を取らない状態、
相変わらずな古い考え方のまま来ています。
「第二新卒」という文言も無かったですね。

話が昔に戻ると、、、
高校の時も、親が水商売をされている母子家庭のクラスメートと
すごく仲良しになり、音楽の趣味は、ほぼ彼からの影響ですが、
一緒にLDだったカラオケボックス(知ってますか?超高かった)
に行って高いから3曲だけ歌ったり(非行少年ですね、ごめんなさい)、
一緒に地元CDショップ(まだ全国チェーンが無かった)に
行って、POPSからクラシックまであらゆるジャンルを教えてもらいました。
楽器店に出入りするようになったのもその頃からです。

その彼が突然高校に来なくなり、担任に聞いても理由を教えてくれず
(はぐらかされ)、ずっと後になってから、
授業料が払えずに中退したのだと分かりました。
(そのあとの消息は途絶えていて分かりません。)
置かれた境遇を感じさせない、おしゃれで明るく、いいやつでした。
彼はバイトをしていて、その稼ぎを母親に渡して
その残りで僕らと遊んでくれていました。いつかその金額で母親と揉めて
嫌だという話をしていたのを思い出しました。

2010年に高校授業料無償化・就学支援金支給制度が法制化され、
僕のかつてのクラスメートのような存在に少しでも
手が差し伸べられるようになった(と思う)のは良い事だと思っています。
そういう税金の使い方は納得できますし、僕は上記実体験から賛成です。
願わくば、続けて欲しいと思っています。
それで人生が大きく変わる子供がいると思えます。

他にも高3で中退して、親が営んでいる土木会社の手伝いで
軽トラを運転しているところにばったり出会ったりとか、
そういう経済事情で離れていった友達が少なからずいました。

中学は、ひどいいじめで不登校=僕もいじめられた友人をかばって、
仕返しにいじめられましたので、一時期学校に行きたくなくて、
親には学校に行くといって出て、
近所のスーパーのゲームコーナーで時間をつぶして、
補導されたり(すみません)しました。

でも、教室のガラスは割られる、授業はできない、
単車でグラウンドを暴走する奴がいる、パトカーが学校に来る、
体育館裏でモクモクやカツアゲ、エロなどという時代
だったんです。そういうとこには行きたくなかった!
それでも何とか一時期エスケープしつつ、卒業しましたが辛い時代でした。

だから「昔は良かった」という思い出はほとんどありません

そんな僕でもこうやって一人の親として遅いスタートを切り、
経済的に豊かではありませんが、一緒にサポートしてくれる人がいる。
(1+1=2)なので、人生何かあった時に一人じゃないから
楽なんですよ!と伝えたい。(孤独死も実際何件か見てきました)

家庭を人生の重しと考えるか、1+1理論でプラス思考に考えるかは自由です。

僕が病気の時は、嫁様が助けてくれます。逆は僕が助けます。
身近な支えあいができる関係が続くように努力すれば、
一人の時より遥かに安定安心できる気がします。
結婚することで相手のご両親から広がる人間関係もあります。
人間関係が狭いままでは、多分やがて行き詰ると思います。

まあ、しかしながら生き方は人其々「自由」です。

夜中ですが、嫁様の授乳の間の睡眠時間に新生児を見張る役をしながら、
パソコンに向かい日記を書く日々ですが、それもいい経験でしょう。

細野晴臣さん の「風来坊」とか
「住所不定無職低収入」を聞きながら文字通り
「住所不定で無職ハローワーク通いで低収入」な時を思い出します。

僕がもっとも尊敬している存命の日本のミュージシャンは細野晴臣さんです。
この存在に匹敵する人は暫くは出てこないでしょう。
(アレ、最後だけオーディオ趣味な話題に;)