スピーカーの個性について

みなさん、こんばんは。

最近は嫁様の容態を注意深く見守りつつ、
仕事から遅くに帰って一日1時間の中で自分用の2way実験機を作り中です。
自作ナンバーだと52号機になりますが、
残念ながら、皆様にお譲りできるものにはならないです。

なぜならコストが掛かりすぎて、外見と値段が一致しなく、
出品できません。メーカー高級品と値段が変わらないようになってしまいます。
(音はメーカー品を蹴散らすものもあると信じていますが)

オークションワンオフ品は外見より中身(音の面白さ)を重視していて、
値段も商売ではないのでぎりぎりのものです。自作スピーカーの音を味わっていただくのが最初のステップ、そして次に自作してもらうという感じです。
愛情を掛けて作ったものなので、投売り譲渡はしませんし、法外値段にもしません

今日は50号機、および 48号機42号機 をお譲りした
本ブログの常連読者さまからありがたい感想をいただきました。
(50号を3日間鳴らし続けていただいたそうです!いいですね羨ましい!)

実は私のスピーカー作品はリピーター率がかなり高いです。
なぜかわかりませんが、一見様より多いのが実情です。

個人的にはいつかどこかの場所を借りて一同勢ぞろいさせて
鳴らし大会をしてみたいですが;自分のスピーカー達を。
まあ、かなわない夢でしょう。全国に散らばっています。
作者としては恥ずかしい限りですが、出向いてそういう事(OFF会)も
いつかやりたいと思っております。

さて、、、

Pluvia seven、Alpair6p、恐らくその他のスピーカーも?
と48号機と50号機を比べていただきました。

「女性ボーカルはPluvia seven、48号機がいい感じですが、ジャズは圧倒的に50号機がいいですね。高音の伸びが前2者に負けている点がジャズとの相性が良い原因でしょうか?これからは音楽のソースに合わせてスピーカーを使い分けてみます」

とのことでした。そうですね、スピーカーもアンプも音楽によって
使い分けるのが一番贅沢で、いい方法だと思います。
個人的感覚だと低音がある程度出て、高音域に少し丸み(鋭さがない)
方がJAZZとの相性が良い印象を持っています。
特に真空管アンプで顕著ですね!

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その後、記事を参照頂いた落札者さまから以下のような感想をいただきました。

「JAZZのソースを手持ちのシングル真空管アンプで50号機を鳴らせてみてビックリ!低音の厚みが増して重厚な音になりました。妙に共鳴した不自然な低音ではなく、快適な低音です。真空管なので電源を入れっぱなしにできないのが難点ですが、当分はこの組み合わせて楽しみます。」

そうなんです。私もシングルの真空管アンプで鳴らしている時が
一番、このスピーカーがいい音がしていました。
(アンプもスピーカーと同様に重要です!しょぼい音だなと思っていた
スピーカーがアンプを変えたら、おや不思議ということになります。それでも
だめなスピーカーもあります;リサイクル屋に引き取りしてもらう等。。。)

前々から書いていますが、デジタルアンプとアナログアンプ、そして
真空管アンプにはそれぞれ越えられない壁がまだ存在しています。
各々を置き換えるということは現状(2016年)できません。

しいて言うなら、旧銘機のうちメーカー(プロ)メンテが入ったような
非常に状態がいいものを除けば、最近のデジタル及びアナログアンプに
音や値段(コスト)としては劣ります。(劣る=悪い音ではありません)

価格.com,Amazonなど商品ユーザーレビューページをみると、
旧銘機から最新のアナログデジタルハイブリッド(アンプ=アナログ+DAC)
に買い換えた方が、現在のものの良さに驚嘆されている
書き込みをみることがあります。
勿論オーディオ技術は思った以上に進化していっていますので、
そのフィードバックとして現行機種(普及価格帯)が当時の高級機に
勝ることもあります。

技術進化の最大の要因としては、スマホや携帯プレイヤーの存在です。
低電力から高効率かつ歪が限りなく少ない超小型アンプやDACが
現在存在しており、発熱面からも昔のディスクリートより
良いものがあると思っております。

デジタルアンプ(D級)に関しては、まだ過渡期かなと思っております。
どんどん技術進化したチップやDACなどが出ていますし、これからです。
スイッチング技術やPWMなどは他の分野でも使っている為、
より低電圧低電流、高効率、超低歪なマーケット要求があり、
今以上のものが安価に出てくるでしょう。
Tripath-TA2020系は、2016年現在においてはもう古い存在だと思っております。
(それでも非常に安価な為、相変わらず派生モデルがでています。
Tripathは既に倒産しているので、中国でリバースエンジニアリング物かも:)

私も、若松さん、NFJさん、MUSE、ToppingとD級中国アンプ系TA2020等は
2012年~2014ぐらいまで、改造、限定モデルも含めて
色々試しました。

ただ結局、市販の3万円のアナログデジタルハイブリッド
(2016年、市価3万円台のアンプ類)
の音に負けている現実を知ったので、人柱的にはいいのですが、
金額投資としては非常に無駄なことをしました。
どうか反面教師にしてください。

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ちょっとここでよく女性ボーカル向き、JAZZ向きスピーカーを
探しているんですが、アドバイスを!という事があるので、
僕なりの解釈を書いておきます。(学が無いのでトンでも間違い
が含まれているかもしれませんので、妄信しないでくださいね)

まずネット等で調べたことのみでいいますと、
耳は特に中高音域の特定のHzに敏感に反応するそうです。
(僕はそこを勝手にスピーカーのスイートスポットと呼んでいます。
大体 500hz~10khzまでの間です)
人間の声がその帯域に特に多く含まれるとか。
専門家でないのでわかりませんが、ボーカルモノが良く聞こえるのは、
その帯域の音量と鋭さが影響していると思います。
(そのようにユニットが設計されていると思われる)

一般電話の音声周波数帯域は0.3~3.4kHzと規格として決められているそうです。
(出典はこちら>http://www.wdic.org/w/WDIC/%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%B8%AF%E5%9F%9F
つまりこの帯域であれば人は声を良く認識でき、かつ他の周波数帯が無くても
会話が成立するということです。CD規格の20hz-20kHzみたいなもんですかね。
僕自身はやり方にもよりますが、音声信号をCD規格に落とし込むと
色々削られて(特に空気感のようなもの)、実際耳で聞いているより
劣ってる感じがするなあ。。。と思っています

大雑把な指標ですが、500hz=男性の話し声、
1k=女性の話し声、2k=ソプラノ歌手、4k=蝉の鳴き声
でこの4kが人間の耳に一番作用するという研究もあるそうです。
(出典はこちら>http://www.chiyoda-ute.co.jp/data/syaon.html

もっと踏み込んだ記事はこちら
「人の耳は2500~4000ヘルツの周波数帯に最も敏感」
http://www.koesouken.com/column/moriyama/01.html
http://www.koesouken.com/column/moriyama/02.html
ボーカル向きのユニットとは母音帯が丸く豊富で、子音帯が鋭い
というキャラクター付け度合い(dbSPL)が
結構大きな要素となっていると推測できます。

10khz~20khzは加齢と共に聴きづらくなってきますが、
この部分の音量(db)があると、それを耳では
清涼さ(澄んだ空気感)としてとらえるようです。

20khz以上の音は一般に聞き取れないとされていますが、
無いのとあるのでは最近の研究?で空気感として体が感じるらしく(個人差大)、
実際スーパーツイターはその領域=超音波(ネコ、コウモリ)ですが、
僕ぐらいの耳でも、何となく音がさわやかに変化したな~と感じれます。
(私がPCで作成したテスト信号40~40khzも
その帯域は音としては耳で聞こえません)

※余談ですが、私には妹がおり音楽活動を今もやっています。
彼女は自動ドアが出すセンサー音が聞こえるそうです
え?っという感じでしたが他にも世の中にはいるので、多分本当でしょう。
幼い頃から音楽を続けている音楽家は恐らくそれぐらいの
耳の持ち主だと思われます。。

TVで子供たちは聞こえるけど大人には聞こえない(モスキート)
音という実験をやってたのを見た記憶があります(バラエティー番組)。

脱線しましたが、女性ボーカルに長けているスピーカーは
おそらく800hz~6khzぐらいに特性値として
音量db(SPL)の山谷が小刻みにあるものだと推測できます

(完全フラットでなく小刻みがポイントで一種のビブラート効果だと思います)

50号機ウッドコーンParkAudioの設計は
恐らく500hz~3khzぐらいを狙ったものではないかと思わなくもありません。
僕が箱を設計した際は大体ポート55~60hz前後であとはDDBHなので
不明という感じです。50号機は一切吸音材をつかっていません。
なので、ユニットと箱の響きのみの要素です。

マークオーディオ社のユニットは一部を除き、
10k~20kにピーク山があるのが特徴で、そこが
音の鋭さ(高音の伸び)として認識されているのだと思います。
(従来のツイータ部として存在している音域)

Fostex社はそこをモロに狙って右肩上がりの特性
(人によっては騒がしい、煩いと感じる)になっているように思えます。
それをスピーカー内の吸音材の量を多めにとることである程度
丸めるのが前提の音設計ではないかと推測しています。

以前、自作20号機で書きましたが箱内部の影響などノウハウが色々あります。
今みると極端な設計をしたな~;と反省しますが若気の至りでしょう。

で、実際の音楽内での音の帯域の事をプロの方?が書かれた記事があるので
再度紹介します。多分ミキシングエンジニアの方には常識だと思いますが、
こちらです>http://d.hatena.ne.jp/session_oyaji/20070520/1179666560
他の方だと>http://www.geocities.jp/lk_wish/fa02.htm
こちらも>http://www.asahi-net.or.jp/~hb9t-ktd/music/Japan/Research/MediaArt/hearing_range.html

以上の私的考察から、特定音楽向け(特化型)のスピーカーを作る際の
参考になればと思いますし、メーカー製スピーカーを選ぶ際の
指標の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?

(余談2:マイクも味付けされていることがあります(というかほぼ全て?)。
例えば楽器屋で初めてのコンデンサマイクとして、よく薦められる
Rhodo NT-1 ですが、これは高音帯域をよく取れるような味付け
がされています(と言われていますし、私も使った事がありますが
フラットではありません。しかしながらボーカルささやきもの、アコギなどはなぜか
やたらと良い音で取れているように聴こえます)
それと同じようにハンディレコーダーもメーカーによって
少なからず味付けがなされています。あるメーカーのもので採ると
とてもよく取れているように聞こえる等あります。
それが原音に対してフラット特性かといえば違う場合もあります)

僕自身は特定域向けのものを意識して作っている訳ではありません;)
ほぼ、偶然産物です。

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