前回の続きです。
スピーカーを作るときにインピーダンス測定値も参考にしています。
この場合のインピーダンスは低周波20~20KHz周波数に対する抵抗値。
(スピーカーは音響インピーダンスも関係したりするので真面目に考えると超難しい!)
僕はメンドクサイの苦手な人なので、専用装置をつかっていますが、
こんな感じの考え方でされている方もおられます。
あるのですが、実際計測してみると面白い結果になることも。
一例で、お遊びヘッドフォン達の何個かに
被験者になってもらい測定してみます。
スピーカーと同じようなものですし、みなさんに身近かと思い。
どれもモニター的なのはご愛敬で.

ずいぶん長い年月使い込んでいるものが一番フラット特性(赤)。
僕のCD-900stは100hz前後に少山あり(青)。
赤も青もスタジオ用のため、80Ω付近なのが分ります。
(名前そのものにΩが入っているDT770PRO/80 とか;)
基準点(1kHz)のところの値は各々ほぼ公称値通り。
900STはどこでも基準ヘッドフォンなので結果はちょっと驚き。
個々をこんな風に測ることはないので、
製品名で使っていると思います。左右バランスはいいのでその辺はさすが。
長時間聴く必要アリの用途にはMDR-7506 とか諸々。
と こんな感じで測ります。スピーカーも同様に。

日頃聴いているものを測ってみると、面白い事実(自分の好みとか)が
分るので興味深く。
感覚的なフラット特性と実際がずれていることがあるので
(そういうものです)、レビューでの
「フラット特性云々」はさほどあてにはなりません。
インピーダンスと実際の音周波数特性も一致しないので、
結局レビューワーの感覚(好み)(&大人の事情)に依存しています。
僕はヘッドフォン系は長年つかってきた(赤)のもので
視聴していますが、自分の耳が計測器ではないので、
日記等のレビューはあくまで好みが加わった評価ということになります。
(ヘッドフォンはフラット特性だとしても;)